4.初期配置の考え方 |
いうまでもなく初期配置はカタンにとって最も重要な部分です。以前は初期配置 70%、ダイス20%、交渉などのプレイ技術が10%くらいと思っていました。 最近ではプレイ技術でなんとかすることも覚えてきましたので50%−25%ー 25%ぐらいに考えていますがもちろん重要なことにかわりません。初期配置で 確実に勝てるとはいいませんが取り方を間違えると確実に負けることはすぐにで きます。 置き方を考えてみるに前に何番手が1番有利か考えてみましょう。まず目の配置 から考えると通常のマップ(カプコン版はあまり研究したことがないのでドイツ 語版、トライソフト版で考えてます)で3,11を絡めずに取れる場所が通常3 箇所あります。だいたいそのうちの1つは資源の組み合わせが悪いというケース が多いので一般的には2番手が有利ではと思っています。 |
1番手 まず3色取れる目のいい場所を押さえるのが基本です。泥もしくは鉄のいい目が 1箇所しか無い場合は多少の目を犠牲にしても積極的に押さえた方がいいです。 いちおう1番手で考えておかなければならないのはあと何がとれればどれかの戦 術としてゲームになるかです。2軒目でこのくらいがとれればなんとかなるとい う場所は考えておかなければなりません。とはいっても1番最初にとれる代償と して2軒目は最後になりますから内陸の場合よくて3.5.11くらいの目の場 所しか残りません。ただ海に面した2箇所の場所は比較的残りますからそのあた りの4.8や9.10あたりで目途がつくならやれるでしょう。あと1軒目の材 料の組み合わせで3種とれる場合でも泥木鉄だけはあまり気がすすみません。折 り返しの2軒目で最低でも4.10クラスの麦がとれないとなにもできなくなり ます。できれば麦を含む3色のいい目をとるように心がけたいですね。あと1番 手の1軒目で3、11を絡めてとってしまうと2軒目も含めて生産力が激減して ほとんど勝負にならなくなるので最低でも1軒目は4.8.10クラスにしまし ょう。(3.6.9でも生産力はかわらないのですがやっぱり1色ほとんどでな いのは経験的にみて相当きついです) |
2番手 2番手の1軒目は比較的選択に迷うことなくそれなりの場所がとれるのではない かと思います。前記のとおりたいていいい場所の候補が通常2箇所なので1番手 は結構迷う場面が多いですが2番手の場合すなおに残った方をとれば間違いない でしょう。ただそうでない場合は3番手、4番手の動きを読んでしっかり考えま す。残り2人であればしっかり考えれば予想はつきますので折り返しの自分の手 番まで、さらには1番手の2軒目まで想定した位置取りが可能です。自分的には 2番手でこういった局面で悩むのが結構好きです。 |
3番手 ここら辺までくると1軒目でも思わしい場所はとられているのでできる作戦も限 定されてきます。3番手は自分の形はもちろんですが4番手と2番手の2軒目を ある程度コントロールできる立場にありますから2番手、4番手がよくなりすぎ ないように考えて配置する必要があります。実際3番手にある程度なれたプレイ ヤーがはいるとある程度バランスのとれた初期配置になるようです。個人的には 3番手もやりがいがあって結構すきです。あと3番手で同じ材料のとれるそれな りの場所が2箇所残った場合そのどちらもとらずに別の場所を取っておく作戦は 結構使えます。自分の間に入るプレイヤーは4番手だけですからいくらいい目で あっても同じ材料の組み合わせ2箇所はとれませんから2軒目でどちらかがとれ ると考えておけばいいわけです。 |
4番手 はっきりいって4番手は1番きびしいです。基本的に2軒とも3.11クラスの 目を絡めることになりますので生産力自体苦しいです。たとえば順調にのびて都 市化出来た場合を考えても1番手、2番手が1軒目の場所を都市化したのに比べ て4番手はどちらを都市化してもって感じになります。あと振り番が1番あとな ので初期資源に泥、木をとれた場合でも1ターン目7を振られて抜かれてしまう ケースが少なくありません。大体5点どまりくらいの大敗を喫するケースが4番 手のときが多いです。 まぁ順番をぼやいていてもはじまりませんから具体的な配置を考えてみると4番 手のメリットは続けて2回おけるため作戦どおりにとれることがいえます。あと いきなり初期配置での単色戦術ができるのは4番手の特権です。結構木木羊など 同じ資源のタイルを含む5.8.10が余っていたりすることもあるので港も含 めて考えてみましょう。逆にいうと5.8.10クラスが残って回ってきた場合 絶対にとらなければなりません。資源の組み合わせは悪くても1〜3番手の2軒 目でそんなところがとれればおいしすぎるからです。とらないとだれかが初期配 置の時点ですでに勝ってしまいます。 実際4番手でこのような責任取りさせられることはありますがそのときはゲーム 中理由をつけて交渉で補填してもらいましょう(^^)。 |
あと2軒のダイス目の組み合わせについても思うところを書いておきたいと思い ますいます。他のサイトでは一般的にダイスの目は散らしてとりましょうという のが見受けられますが自分の場合は一概にそうとは思いません。たしかに3.4. 8が2箇所とかではつらいですが資源がでないときは全くでないので警戒されに くく多少こちらの有利な交渉でも受けてもらえますし、そうやって1歩あとから 離されずついていくことができれば資源がでたときに一気に抜きさることも可能 です。4番手などでもともと苦しいときはこのような爆発力に期待してみてはど うでしょうか?ただやはり5.8.10が2箇所となると警戒されすぎて資源奪わ れる割に産出する回数が少なく序盤で出遅れておいつけずということもあります。 まぁさすがに全体的に生産力があって十分やれそうなときは散らしたほうが無難 でしょう。なんかいってることが支離滅裂になってきました(^^)がまぁこんなと ころです。 |
最後に初期配置での道の方向についてです。基本的1軒目で内陸に向かって引く とまず無駄になるので基本的には海岸に向かって引きますが多くのプレイヤーは より欲しい土地の方に向けますね。実は自分の場合これがこわくてできない。海 岸に接した土地とはいえ8.10などは組み合わせがよければ1,2番手の2軒 目の有力候補になります。特に1軒目で比較的いいところがとれた3番手あたり だとこちらの発展を阻害する意味でとられること(自分でそういった取り方をす る場合けっこうあります)が多いです。1項で喧嘩カタンの是非について書きま したが初期配置でいきなりとってしまうのは喧嘩でもなんでもない駆け引きだけ の問題です(喧嘩というのは同じ場所をめざして争うことです)ので混同しない ようにしてくださいね。ですからとられる可能性があれば基本的にそちらには道 は向けません。もし運良くその場所が初期配置でとられなかった場合あとからで も間に合うケースはありますしなにより初期配置の道が無駄になった場合の激痛 はたまりませんので・・・・。まぁ初期配置は勝てる配置を目指すのではなく簡 単に負けない配置を目指すのが賢いプレイだと思います。 |