7.盗賊の移動場所

1ゲーム中でも7を振る回数は4〜5回ありますし騎士カードを使う場合も
含めますと盗賊を動かす場面はそれなりにあるとおもいます。
ただふにカタソでのプレイを見ていると結構いい加減なところに動かしてる
のを結構みかけます。盗賊の移動はプレイの中で他のプレイヤーを直接妨害
できる数少ないチャンスですから有効に利用しましょう。
まず盗賊を動かす(騎士カードも含む)ことによって得られるメリットは
 1.資源の産出を妨害する
 2.相手の資源カードを1枚奪う
の2点ですが結構2のカードを奪うことのみに注力するプレイヤーが少なく
ありません。そのようなプレイヤーは自分の欲しい資源をだれがもっている
かだけを考えその人の開拓地(都市)に盗賊をおいて資源を奪います。カー
ド戦術でどうしても泥や木がほしいという場合は特定のプレイヤーを狙うこ
とはありますがやはり資源カードはトップから奪うのが基本でしょう。欲し
い資源はあくまで交渉で持ってくる方がどちらにとっても有利になるとおも
います。トップが少し抜け出したようなところで2番手のプレイヤーが資源
欲しさにびりのプレイヤーから資源を取ったとします。するとびりのプレイ
ヤーは仕返しで自分が動かすときは2番手のプレイヤーから取るでしょう。
(これは正解だとおもいます)それによってトップが走ってしまうというこ
とが起こります。少なくとも最下位から資源を奪うときはそれなりの覚悟が
必要でしょう。
それよりも本来どこの場所をとめるのかというのが重要です。初心者のプレ
イヤーはトップのプレイヤーに木が2枚産出したような場合、これはいかん
とばかりにその産出した場所をとめます。また泥が欲しい場合泥を止めて泥
を奪おうとします。・・・がそれは間違っています。木がでたのなら出たプ
レイヤーはもう木はいらないのです。木は直接使うには必ず泥が必要ですか
ら木がでたら泥を止めるのです。そうすれば木は直接使うことができずやむ
なく貿易材など悪い効率で使うことになるでしょう。2番目の例題もしかり
です。たしかに泥を止めればそこに接するプレイヤーは泥の生産地をもって
いるわけですからうまくいけば泥をうばえるかもしれません。しかし引いた
カードが泥でなかった場合(実際は期待するカードが引けない場面の方が多
いでしょう)泥が止まっていて高くなっていたのでは交渉でもらうことはほ
とんど期待できません。ではどうするかというと泥が欲しい時は木をとめま
す。そうすると泥は産出すれけれど木が出ず泥余り状態となります。そうす
ると木をちらつかせると簡単に交渉で泥が手に入るという算段です。そんな
にうまくいくもんかとおっしゃるかもしれませんがとりあえず試してみてく
ださい。効果がおわかりになると思います。できれば泥のいい産地を持って
いるプレイヤーの木を止めてトップ目から資源は奪うというようにすればな
お良いでしょう。この場合は両者とも泥と木、鉄と麦(こちらは鉄がほしけ
れば麦をとめる、鉄が出たら麦を止めるは成り立ちますが逆はうまくいかな
いことがありますので気をつけてくださいね)をペアとして考えます。
あと序盤の場合自分の産出する資源がレア資源になるように止めるのも有効
なことがあります。たとえば羊の目が8、5、4、2で自分は5の羊を持っ
ているといるとします。羊が場にほとんど無いとき8羊をとめれば瞬間的に
ですが羊の王様になれます。普通羊を止めること自体あまりメリットはあり
ませんが普段あまりがちな羊が結構他の欲しい材料と交換できたりするので
有効だとおもいます。
盗賊でこのようにゲーム自体をコントロールできるわけですから盗賊の移動
は極めて重要といえます。盗賊でゲームをコントロールして勝てたときは最
高の気分になれるでしょう。人間のやっていることですから直接欲しい資源
を資源を奪うような行意にでれば当然仕返しにもあいますがゲームをコント
ロールして欲しい資源がもらえればゲームで優位にたてるでしょう。