カタンの議員たち  
必要なもの
 カタンの開拓者基本セット
  議員カード
 ・3ポイント議員1枚
 ・2ポイント議員2枚
 ・次点1枚

ルールは概ね基本ルールに従いますが手番で選挙活動ができます。
 選挙活動は任意の資源(何枚でも可)を手札から出し自分の前に他のプレイヤー
 に見せないように伏せて置きます。このとき出したカードはもう手札とは数えら
 手札制限の枚数にカウントもされず盗賊の対象になりませんが他の建設に使用す
 るすることもできません。(自分で出した資源を確認のため見ることだけは許さ
 れます。
選挙
 2か12がでたとき総選挙が行われます。資源の産出をおこなったあと手番のプレ
 イヤーの交易、建設フェイズの前に選挙の開票を行います。
 全員の選挙活動を行った伏せ資源をオープンし、下記の換算により得票数を計算
 します。得票数の上位2名が議員に当選し議員カードを受け取ります。それぞれ
 2勝利ポイントになります。また3位のプレイヤーは次点カードを受け取ります。
 同票であった場合@議員および1点カードを除く表の得点が少ないプレイヤー、
 A手番に近いプレイヤーの順に優先され当選者を決めます。次点プレイヤーもこ
 れに従い決定します。得票が単独トップであった場合に限りトップ当選として3
 勝利ポイントの議員になります。(同票トップの場合は2人とも2勝利ポイント
 の議員です。また全体得票の1割に満たない得票のプレイヤーは保証金没収とな
 り手持ちの資源をすべて失います。ただし全員の得票の合計が10票以下のとき
 は没収はありません。
 開票が終了したら全員の選挙活動に使った資源はストックに戻されます。
  得票0のプレイヤーは議員および次点カードを受け取る資格はありません。
得票の換算
 泥・鉄は1枚につき3票としてカウントします。
 木・麦・羊は1枚につき2票としてカウントします。
 2または12のチップが乗っている土地の資源は1枚につき1票プラスします。
 同一資源を3枚以上伏せていたときそれが他のプレーヤーと比較して単独最多で
 あったとき3票プラスとなります。(各資源毎に+3票の可能性があります)
議員の特権
  議員2名は7がでたとき議員手当てとして好きな資源1枚づつを得ます。手札制
 限の処置、盗賊の移動のあと好きな資源を選びます。3ポイントの議員も2ポイ
 ントの議員も特権に差はありません。勝利ポイントが異なるだけです。
議員の失職
 議員が手札制限により資源を捨てたとき、不正発覚で議員を失職します。このと
 き失職した議員は特権のよる追加の資源支給もありません。議員が失職したとき
 次点カードを持っているプレイヤーがいれば繰り上げ当選となり2ポイントの議
 員カードを受け取り、新たな議員となります。新しい議員は同時に今回の7によ
 る追加資源1枚ももらえます。繰り上げ当選のとき次点カードはストックに戻り
 ます。同時に2人が失職の対象になった場合、2名とも失職しますが繰り上げ当
 選となるのは次点カードを持つ1名だけです。失職の処理のあと盗賊の処理を行
 います。
議会解散請求
 すべてのプレイヤーは手番で同一資源3枚以上を支払うことにより解散総選挙の
 請求ができます。ただし全員の選挙活動の合計枚数が5枚を超えているときが条
 件です。また自分が選挙活動を行ったターンは解散請求をおこなえません。
 解散請求に対し請求に使われた資源を上回る同一資源(請求に使用されたものと
 同じ種類の資源でなくてもかまいません)を非手番のいずれかの他のプレイヤー
 が出せば請求を却下できます。却下されたときも両者の出された資源は銀行に払
 います。解散請求が却下された場合、枚数を追加して請求しなおすことはできま
 せんので請求の際に出す資源の枚数は注意しましょう。(もちろん別に資源3枚
 以上を出せれば再請求はできます。)
 請求が通った場合はすぐに開票を行い、新たな当選議員を決定します。
 解散選挙後も手番のプレイヤーは交易や建設は可能です。
 選挙が行われたあとは次のそのプレイヤーのターンまで解散請求はできません。
 (選挙の直後でも2か12の目による選挙は有効です)
 だれも議員がいない状況でも解散による選挙は可能です。
議員がいないとき
 開始から最初の選挙までや全員が失職して議員がいなくなったとき(次点候補者
 もいないとき)は全員の選挙 活動枚数の合計が15枚を超えたときその場で選
 挙開票を行います。
 議員が全員失職した時点ですでに合計の選挙活動枚数が15枚を超えていた場合
 も同様にその場で開票を行い新たな議員は特権による追加収入もあります。
その他
 道王、騎士王も基本ルールどおり2ポイントになります。
勝利条件
 手番で12ポイントに到達することです。
 選挙により手番以外で12ポイント以上になることがあるかもしれませんが手番で
 ないと勝ちになりませんので注意してください。
開票結果の計算例
2チップが森林、12チップが山脈にあったとします。これによって鉄は4票、木は
3票としてカウントされます。
 プレイヤーA:木・鉄・鉄      11票
 プレイヤーB:麦・麦・麦      6票(麦は同数のため+3になりません)
 プレイヤーC:羊・羊・麦・麦・麦  10票(麦は同数のため+3になりません)
 プレイヤーD:泥・泥・羊・羊・羊  12票(羊最多が+3票されています)
                 計 39票
プレイヤーDが3ポイントの議員、プレイヤーAが2ポイントの議員になります。
(プレイヤーCは次点カードになります)
最低得票のプレイヤーBも3票以上ですので資源の没収はありません。