カタン・ザ・ギャザリング  

各プレイヤーが勝利ポイントチップを争って騎士を召還し戦います。
必要なもの
 ・カタンの開拓者基本セット
 ・勝利ポイントチップ40枚
  (1円玉とかなんでもいいです)
 ・下のステータス表(各プレイヤー用に4枚印刷してください)  
基本ルールに従い初期配置まで完了させます。
ただし初期資源は1軒目と2軒目の両方から得られます。
それぞれが勝利ポイントチップ2枚(初期配置の開拓地の分)を追加で持ちます。
ゲーム中の開拓地・都市はそれぞれの建物を直接勝利ポイントと数えるのではなく
開拓地または都市を建設したときに勝利ポイントチップを得ることであらわします。
ただしこの勝利ポイントチップは不動のものではなく召還した騎士の戦いによって
移動します。(ポイントカードや道王・騎士王はそのままでポイントとします)
初期配置がおわったら各プレイヤーは手札のうち3枚を使って騎士を召還します。
3枚のうち2枚は基本ステータスをあらわし1枚は属性をあらわします。各プレイ
ヤーは騎士に使う資源を手札からえらび2枚(基本ステータス)と1枚(属性)の
組にわけて目の前に伏せて出します。そしてその際攻撃表示か守備表示かを決めま
す。守備表示のときは基本ステータスの2枚のうちどちらか1枚を表向きに開示し
ます。
それぞれが騎士をおいたらプレイを開始します。
時分のターンでは建設フェイズにおいて召還カード交換、守備攻撃の変更、ならび
に相手プレイヤーへの攻撃ができます。
召還カード交換は3枚の召還カードのうち1枚だけを手札と交換できます。守備表
示のために開示しているカードでも構いません。
守備・攻撃の表示のモードチェンジを手番のうち1回だけ行うことができます。召
還カードのうちの基本ステータス部分1枚を開示する、または伏せることでおこな
います。
自分の召還騎士が攻撃表示のとき(このターンに攻撃表示にチェンジしたばかりで
もよい)任意のプレイヤーの騎士を攻撃することができます。(攻撃は手番中1回
だけ可能です。また攻撃表示でも必ず攻撃しなければないらないという制限もあり
ません)攻撃する相手を選び3枚のカードを手順にしたがって(騎士の戦いの項を
参照)勝者をきめます。
・双方が攻撃表示であった場合、勝った方は相手の勝利ポイントチップを1つ奪い
 ます。(相手が勝利ポイントチップをもっていなければ何ももらえません)
 敗者は属性に使用していた資源を失います。(ストックに返却します)
・相手が守備表示で攻撃側が勝利したときは勝った側は好きな資源1枚をストック
 から受け取り、敗者は属性に使用していた資源を失います。(ストックに返却し
 ます)
・相手が守備表示で守備側が勝利したとき勝者は敗者から勝利ポイントチップを奪
 います。(敗者が勝利ポイントチップをもっていなければ何ももらえません)
 攻撃側は勝利ポイントチップを奪われるだけで召還のためのカードは失いません。
同点の場合は引き分けになり両者ともなにも失いません。
戦いの後は勝者、敗者(引き分けでも)とも召還に使っていた資源と手札の資源を
使って再度あらたな騎士を召還します。手札と3枚とも入れ替えても構いません。
ただし攻撃・守備の表示だけは戦い直前のままにしておかねばなりません。(もち
ろん手番でまだモードチェンジを行っていなければ変更は可能です)
属性カードを失うことによって3枚の召還カードが準備できなかった場合は開拓地
または都市(開拓地にもどす)を建設費で売却することによって資源をつくります。
この際勝利ポイントチップがあれば1つをストックに返却します。(なければ勝利
ポイントチップの返却無しに売却できます)
あと建設(発展カード購入)は通常どおりできます。タイミングは攻撃の前後どち
らでもかまいません。
発展カードのうち騎士カードは通常の使い方のほかに騎士の戦いの際、自分の攻撃
力・守備力を1上げるのにも使えます。この場合に限り手番でなくても騎士カード
を使えますが使用できるのは1回の手番で1枚に限ります。戦いに使用する場合に
限り手番で他のカードを使っていても使用できます。もちろん戦いによる騎士の使
用でも騎士王にカウントします。この場合お互いが2枚の騎士をすでに開示してい
た場合に限り同時に3枚目の騎士開示が起こりえますがそのときの騎士王は手番の
プレイヤーが得るものとします。
7のときの処理は2・5と3・4の7は基本ルールに従います。資源を奪い際の対
象となるのは純粋の手札のみで騎士召還のための3枚のカードは奪う対象にできま
せん。また騎士召還のための3枚は手札制限の枚数にもカウントしません。1・6
の7のときは盗賊を任意の場所に動かしたあと接する開拓地または都市を持つプレ
イヤーを選び強制的に攻撃します(資源は奪えません)。手番のプレイヤーが守備
表示の場合はそのタイミングで攻撃表示に変えなければなりません。(ですので勝
っても負けてもターン終了時は攻撃表示です)。この場合は召還騎士のカードを交
換して攻撃することができません。いま伏せてあるカードのままで攻撃します。
攻撃はターン1回ですのでこの戦いのあとさらに誰かを攻撃することはできません。
その他は基本ルールに従います。
勝利条件は10ポイントです。
騎士の戦い
 双方が攻撃表示なら互いの攻撃力同士を比較、またまた相手が守備表示なら手番
 のプレイヤーの攻撃力と相手のプレイヤーの守備力を比較します。その際最終的
 力関係は属性効果とさらに特殊効果があればそれを加味して力の大きい方が勝ち
 となります。
戦いの手順
・手番のプレイヤーが攻撃対象の相手をきめます。
・手番のプレイヤーが攻撃力を上げるための特殊効果を発動するための資源が手札
 があれば手札から必要分だけ開示します。(持っていても特殊効果をつかいたく
 なければ開示する必要はありません:またフェイクのために攻撃力にない資源を
 公開してもかまいません)また騎士カードによる+1を得たいならこのとき開示
 します。
・相手のプレイヤーが攻撃力(攻撃表示のとき)または守備力(守備表示のとき)
 を上げるための特殊効果を発動するための資源が手札があれば手札から必要分だ
 け開示します。(持っていても特殊効果をつかいたくなければ開示する必要はあ
 りません)また騎士カードによる+1を得たいならこのとき開示します。
・双方が伏せている召還カード3枚を同時にオープンし特殊効果、属性効果を加味
 して勝者を決定します。木・麦と木・羊の特殊効果は属性とその他の特殊効果を
 含めた総合の相手の力に対して働きます。そのため特殊効果や属性効果で自分の
 力が強くなりすぎたために逆に負けてしまうケースもあり得ます。 

騎士の戦いの例1
       モード  基本ステータス 属性   手札オープン     総合 
 A(手番) 攻撃  鉄・麦(攻9)  麦         なし      9
 B     攻撃    羊・羊(攻4) 羊(+2)鉄鉄鉄鉄(+4) 10
                         10対9でBの勝ち
騎士の戦いの例2
       モード  基本ステータス 属性   手札オープン     総合 
 A(手番) 攻撃  泥・鉄(攻7) 鉄(+1)騎士カード(+1) 9
 B     守備    木・麦(守2)  羊          なし          2
                         特殊効果でBの勝ち

ちょっとしたアドバイス
・基本ステータスに使う資源は奪われたり失うことはありません。手番で1枚は交換
 できますから次のターンの建設に使うことは可能です。獲られて困る資源を基本ス
 テータスにもってくれば次のターンまで安全です。ただ毎回これをやっていると読
 まれて戦いは不利になるかもw
・逆に属性の資源は失いやすい資源です。ですから大事な資源はここには置いてない
 だろうと読んで攻撃をしてみるのも一策です。