カタンの気球士たち  
自分の気球が島から流されないようしながら開拓を進めよう^^
必要なもの
 ・カタンの開拓者基本セット
  ・各色の気球駒 各2(各色の船駒でいいです)
 ・風向を示すもの 1(カタンブックの風向計があればベスト:なければ手書きで6つ
            の方向に1〜6の数字を書いたものをつくってください) 
・マップの作成
 基本ルールどおりです。
 マップができたら初期配置の前にダイス1個を最後の人が振って風向きを決めておきます。
・初期配置
 基本ルールに従いますがそれぞれの手番で開拓地1+道1+気球1をおきます。気球はタ
 イルの交点ではなくタイルの上におき1つのタイルに1つの気球のみ存在できます。初期
 配置の気球は5・6・8・9以外のチップの乗っている陸タイル上に置けます。(砂漠に
 置いてもかまいません)
 初期配置完了後は開拓地2、道2、気球2になりますが気球は勝利ポイントには関与しま
 せん。
・生産
 通常の開拓地・都市での生産に加えその目のタイルに気球があれば気球の所有者はその資
 源を1枚得ます。
・気球の移動
 7が振られたときバーストおよび盗賊の処理後すべての気球は風向きの方向に1マス移動
 します。移動のあと5〜9の目のタイルの上や海タイルの上へ移動してもOKです。海タ
 イル(港)や砂漠上の気球はダイスでの生産に寄与しません。ただし港の上にある場合、
 所有者は手番でその港の効果を使用できます。
 ただし海(港)タイルにいた気球がさらに外に移動してマップの外にでてしまった場合、
 気球の所有者は現在の自分の勝利ポイント(伏せている1点カードは除く)と同数の手札
 をすてます。2個の気球が同時に出てしまった場合×2となります。
 この気球のペナルティは捨てる枚数が足りない場合は開拓地または都市を建設したコスト
 で銀行に売却して手札をつくらねばなりません。都市を売却したときは開拓地に戻ります
 が開拓地駒がないときは都市はそのまま取り除かれます。(初期配置の開拓地2軒しか保
 有していない場合に限り街道の売却でもかまいません)その後出てしまった気球を5〜9
 以外のチップの既存の気球のない陸タイル上に置きなおします。

 7の時の処理の順序
  手札制限確認(バースト処理)→盗賊処理→気球移動(気球のペナルティ処理
                            :気球の再配置含む)

・風向きの変更
  産出フェイズのダイスの目がゾロ目のときその数字の方向に風向きがかわります。
 手番の建設フェイズで羊1枚を支払うことによってランダムに風向きを変えることができ
 ます。ダイス1個を振ってでた方向が新たな風向きになります。
 手番の建設フェイズで羊2枚を支払うことによって任意の方向に風向きを変えることがで
 きます。変えたい向きに自由に風向きをきめます。

それ以外は基本ルールどおりです。必要勝利ポイントも10点です。

注意事項
 気球の移動は7を振ったときだけです。騎士カードでは気球は移動しません。
気球による追加収入より気球が島から流されたときのペナルティの方がきついです(終盤で
は1点分以上に相当)。ですが防衛手段は風向きを変えることだけです。普段余りがちな羊
もその分重要になりますね^^。
気球の登場するバリアントはカタンブックにも紹介されていますが気球を使って新たな開拓
をする・・ではなく、あえて逆に気球を守りながら開拓するという発想をしてみました^^。
あともう少し戦略的にしたい方は下記のルールのいくつかを追加してプレイヤーの意図で気
球が移動できるようにするのもおもしろいかと思います。
・騎士カードの中に2〜3枚程度気球を移動させる効果を有する特殊騎士カードを加える。
 (シールなどを貼って区別するといいでしょう)
・1点カードは引いたらすぐ公開して気球を動かす。
・誰かの街道が6本・12本になったとき気球を動かす。