カタンのコンビナート 
必要なもの
  基本セット
 原油資源カード 
  19枚(作るか騎士カタンのカードで代用)
 追加の砂漠タイル 1
 ゾロ目を示す数字チップ 2
     (予備の数字チップで)
 原油の2:1港
     (3:1港の1つにシールを貼るなどで区別で可)
マップ作成
 3:1港の1つを原油2:1港に交換して通常どおりにマップを作った後一番悪い数字
 の牧草地タイル(同じ生産力が複数あるときは隣接する生産力の低い方)を追加の砂漠
 タイルと置き換え数字チップをゾロ目チップに変えます。
 最初からある砂漠にもゾロ目チップを置きます。
基本ルールに対する変更点
・砂漠からは原油が産出します。砂漠はゾロ目チップなのでゾロ目がでたときに産出しま
 す。原油も通常どおり開拓地は1軒につき1枚、都市なら1軒につき2枚の原油が産出
 します。初期配置で砂漠に隣接させれば原油を手札にします。
・手番で木羊羊鉄鉄を支払って開拓地を工場化することができます。工場は開拓地を立て
 て表現します。工場は最大で1人3軒までです。
  注:都市と違い工場を建設しても開拓地は手元にもどってきません。
 工場は都市同様2勝利ポイントとなりますが資源の産出は開拓地と変わらず隣接する土
 地から資源1枚のみ産出します。港に隣接していれば同様に利用できます。
  注:一度工場にしてしまうとさらに都市にしたり開拓地に戻すことはできません。都
    市も同様に工場にしたり開拓地に戻すことはできません。
・工場の所有者は建設している工場の数によって原油をよいレートで任意の資源に交換す
 ることができます。=石油の精製
 ただし手番ですぐ交換できるわけではなく精製には少し時間がかかり、手番では欲しい
 資源を決める(自分の前に表向きにおいておく)だけで次の7がでたときに手札に加え
 ます。
 7がでたときはバースト、盗賊処理の後、精製で得られる資源を手札に加えます。なの
 で精製した資源は盗まれたりはしません(そのターンで別に騎士を使われれば別ですが)。
 7が出た時点では別の資源の方がよかったということもありますがその時点では別の資
 源に変更はできません。
 ○工場の数による変換効率
   工場1軒所有
    原油1→任意の資源1(工場1つを稼動)
   工場2軒所有
    原油2→任意の資源3(工場2つを稼動)
    原油1→任意の資源1(工場1つを稼動)   
   工場3軒所有
    原油3→任意の資源5(工場3つを稼動)
    原油2→任意の資源3(工場2つを稼動)
    原油1→任意の資源1(工場1つを稼動)
 ただし同時稼動できる工場数は建設している工場数です。7が出て精製完了するまで稼
 動数を上回る新たな精製はできません。
 例:工場を3つ所有していて原油2の精製中の場合新たに原油2や原油3の精製はすぐ
   にはできません。今できるのは稼動数で余りのある原油1の精製のみです。7が出
   て精製完了すればあらたにどの精製もできます。
・原油は工場で精製する以外は4:1で任意の資源に交換できます。
 3:1や原油の2:1をもっていればその効率で即時に交換可能です。
 原油は直接建設には使えません。
・独占や発見カードで原油を指定できます。
・道王や騎士王の扱いはかわりません。
・勝利条件は通常どおり10ポイントです。 
材料が6種類になっていますが原油は直接建設に使えないので実質5種類。
あとは原油の目がいいのでいかに効率よくこれを使うかでしょう。
バランス的には羊タイルが減って羊の用途が増えているのでカードが引かれにくくなる傾
向になるようです。
基本はやはり開拓地戦術、都市カード戦術ですが場合によっては麦を切って工場戦術も可
能ではあります。
都市戦術では初期配置の2軒は工場でなく都市にしたい場合が多いので工場のルール自体
はどちらかというと道戦術に有利かもしれませんが鉄の重要度も増しているのでバランス
はまぁまぁかと思っています。道戦術で都市を建設せずにいちおう10点に到達はするの
ですが工場建設によって開拓地はもどってこないので
 開拓地2+工場3+道王  または
 開拓地2+工場2+道王+ポイントカード
になりそれはそれでけっこう鉄を消費します。
どちらの戦術ににしてもマップ全体で産出する資源量が通常マップより多く、また原油の
貿易で自産しない資源がはやく調達できますので展開はかなり早くなりゲーム時間も短め
ですみますので軽めにプレイできる感じがしています。
あと序盤の原油の扱いですができる限りとったほうがいいと思います。余りそうな材料の
5をとるくらいなら原油をとっておいたほうがいろいろ役に立つ感じです。初期配置1軒
目ではさすがに基本戦術のうちの3色が優先されると思いますが2軒目なら積極的にとり
に行ったほうがよいと思います。
すぐに直接使えないのでバーストしやすくなる意味合いはありますが目が7相当で非常に
よいのと2箇所目が同じなので一度に場にたくさん出ますので原油2枚(または3枚)と
何か1枚の交渉は比較的まとまりやすく処理できずに余って手札内で邪魔になることもそ
れほどないです。逆に砂漠をとっていないと7で1枚だけ奪ってしまった原油は結構処置
に困ります。
特に原油が多く産出したときは同時に他の資源も産出してますので全員がバーストの危険
&あと1種類くらい資源があれば何かができる状況になっているのも交渉促進の要素にな
っている感じですね。
あと上記のとおり一度に場にたくさんでますので工場を持っていても3:1港や原油の2
:1港は重宝します。工場を使っての変換は効率がよいのですが処理に時間がかかるため
特に終盤では生産される原油に対して工場の処理が追いついてきません。自分の手番で自
由に処理できる港は終盤まで使える感じです。
あと3番手や4番手の場合は初期配置で砂漠を2箇所とって序盤はゾロ目2回で好きな資
源1枚という考え方も有効かもしれません。