モノポリーにおける確率について考えてみました。
私自信はモノポリー初心者ですが確率だけとらえてみればそれは不変のもの
であり、初心者でも正しく評価できます。実際にいろいろ計算してみて直感
と違う部分もあり、中上級者のかたでも誤った確率認識をされているのはな
いでしょうか？

まずはダイスの基本から・・・
左の表は０の地点からスタートして抜けるまでに
そのマスを踏んでしまう確率です。モノポリー関
連の他のページにも似た表はでています。
（数値はなぜか少し違うようですが）

この表でいえることは６〜１１あたりが踏みやす
くなぜか１３前後が確率が落ちることです。とり
あえずそれだけ認識しておいてください。

ここから本題です。上の表はソフト上でシミュレーションをおこなってみてそれぞれの
土地に入る確率およびグループ毎に止まる確率をまとめたものです。いちおうカード、
ゾロ目、Ｇｏｌａｉｌは考慮しています。みなさんはこの表をみて何を感じたでしょう
か？

私はまず他のグループに比べてライトブルーの確率の低さにおどろきました。
Ｇｏからスタートした場合、４６．９％なのですが１周の確率となると４０．０％！
Ｇｏへ進むのカードが２枚もあるのでもっと高いとおもったのですがやはりＪａｉｌの
手前というのは非常に大きいといえそうです。

次がグリーンです。ＧｏＪａｉｌの後で止まりにくいといわれるグリーン。実はライト
ブルーよりはるかに止まりやすい。確かにペンシルバニア通りはわずかにＧｏＪａｉｌ
の影響を受けていますがグループ全体としてはイエローとほとんど変わらないのです。
実際にグリーンの止まる確率を下げているのはＧｏＪａｉｌでなくレッドの間にあるチ
ャンスです。家が高くて経営しにくい。これは毅然とした事実なのですがお客がこない
というのは誤った認識ではないでしょうか？（ただゲーム後半ではグリーンの手前で破
産してしまってグリーンまでたどり着かないということはありそうですが・・・）
あとグリーンはノースキャロライナ通りが一番止まりやすいといううわさがあるのです
が何度計算してもパシフィック通りの方が上でした（＾＾；

次がイエロー。上にも書いた通りイエローにとって目の上のたんこぶはレッドの間のチ
ャンス！。ここから何人のお客が逃げたことか。実際にレッドの間のチャンスがなけれ
ばという前提で計算をしてみるとレッドとの止まる確率差は２％以下になります。ここ
のチャンスに限らずチャンスでイエローに追い風となるカードがほとんどないのがやは
りちょっとつらいところです。

時にスランプになるといわれるレッド。これも確率表から証明できます。レッドのポイ
ントゲッターはなんといってもイリノイ通り。ここの確率だけが突出していて他はイエ
ローとそれほど差がない。イリノイ行のカードの出た後では極端に確率が低下します。
ここでちょっと思い出してください。１３マス目あたりが止まりにくかったですよね。
刑務所から１３マス目にあたるのがインディアナ。レッドはこの谷間に位置しているの
です。ですから刑務所にはよく人はくるがレッドにはとまってくれない。これは自然な
現象なのです。しかしながらイリノイ行が出る前の止まる確率はオレンジと同等で確率
どおりにお客がくれば自然に成長する。これも事実なのです。

最後に鉄道です。４枚揃っているときの確率は約６４％。６人ゲームで全員いきている
場合、期待値は１周あたり＄６４０以上になります。（以上といったのは６４０という
数字は次鉄で２倍もらえるのを考慮していない数字だから）。ＬＢ、ＬＰが両方ホテル
でも１周あたりの支払見込みは＄５８０弱。支払えておつりがくる状況です。この期待
値をしっかり把握していれば何もあせることはないんですよ。あと鉄道で一番とまりや
すい場所知ってますか？当然リーディング？と思いきや実はＢ＆Ｏなんです？リーディ
ングは即詰みカードはあるもののＪａｉｌの手前で少しばかり率が悪い。ペンシルバニ
アとリーディングが同じでＢ＆Ｏが少しその上です。Ｂ＆Ｏを買ってくれるあなた＄５
くらい多めにつけてね（＾＾）