ガス・コージェネレーション(エコウイル)
エコウイル設置状況(写真上でクリックすると拡大表示されます)
写真左から、装置全景、配管状況、発電機本体、ガス計量器(オプション)
上にガス発電コージェネ(大阪ガス商品名「エコウイル」の概念図を示す。
概略説明すると都市ガス(天然ガス13A)でガスエンジン(ホンダ製)を運転し、生じるエンジン冷却水と排気ガスの保
有する熱を熱交換器で給湯用や浴槽の加熱と暖房用の循環水を過熱するもので熱需要が排ガスで不足する場合に
備え補助燃焼装置を備えたもので、ガスエンジンで直流発電機を廻し発電し内蔵するインバーターで交流に変換し商用電源
と系統連係するため不足電力が生じることなく日常生活に支障はない。ただガス発電での発電は関西電力で6円/1Kwh
程度でしか買わないため余剰電力が生じた場合は装置内で加熱用として利用するシステムとなっている。
カタログ掲示の運転の仕組みを下図に示す。

| ガスエンジン発電ユニット | 排熱利用給湯暖房ユニット | ||
| 発電出力 | 1.0Kw | 給湯温度 | 約70℃ |
| 排熱出力 | 3.25Kw | 貯湯容量 | 150リットル |
| 電気方式 | 単相3線式100/200V (50Hz/60Hz) |
追い炊き能力 | 12.0Kw(10,300Kcal/h) |
| 効率 | 発電20%排熱65% | 暖房能力 | 14.0Kw(12,000Kcal/h)高温(75℃)時 |
| ガスの種類 | 都市ガス13A用 | ガスの種類 | 都市ガス13A用/い号LPガス用 |
| 外形寸法 | 5.54Kw(4,760Kcal/h) | 最大ガス使用量 | 43.6Kw(37,500Kcal/h) |
| 最大ガス消費量 | 880H*580W*380D | 外形寸法 | 1,850H*700W*400D |
| 質量 | 81Kg(運転時82Kg) | 質量(満水時) | 約255〜270Kg |
| 騒音値 | 44db(A) | 騒音値 | 48db(A) |
| エンジン形式 | 4サイクルOHV | リモコン | 省エネルギーナビゲーション機能 |
| エンジン総排気量 | 163cc | 排熱利用 | 給湯・床暖房・浴室暖房乾燥等 |
| エンジン定格回転数 | 2,050rpm | 減圧弁圧力 | 400KPa(4.08kgf/cm2) |
| 耐久性 | 2万時間or10年 | ||
| 定期点検周期 | 6,000Hor3Y | ||
太陽光発電と併用時の発電消費イメージ

設置効果
@太陽光発電は冬季発電量が少なく(短日射時間と太陽低く日射量低い)、外気温低温のため
電気給湯器はエネルギー効率が40%程度の商用電力を多量に買電するため環境負荷が高く
なるのを防げる。
Aガス発電の排熱を暖房用に活用できコージェネ機能をフルに発揮できる。
B電力会社に対抗して大阪ガスはエコウイル設置者に限りガス料金の割引制度を設定しているので
効率よく運転すれば環境負荷を下げながら安い電力が使え余剰電力売電で僅少であるが利益が
得られる。
C夏季は排熱利用が給湯用に限定されるので仮に運転しても短時間運転となる。排熱を冷房に利用
できる小型吸熱式冷凍機の出現が望まれる。
燃料電池との比較
東京ガスが今年から家庭用燃料電池装置の貸し出し(販売とは違う)を開始した。10年間で100万円
程度らしい。燃料はエコウイルと同じ都市ガス(13A)で改質で水素だけ取り出し燃料電池の燃料として
使用する。詳細は不明であるが改質家庭で熱を必要とするため炭素を中心とする水素以外の分子を燃焼
させるために、燃料電池というものの実質は天然ガスを燃焼させているのと変わらず温暖化ガスである
二酸化炭素を発生させておりエコウイルと変わりない。それならガス発電機と実質変わりない。
燃料電池は水素と酸素を反応させて水と電力を発生させる理想的な未来技術であるが水素の確保方法が
未定であり燃料電池本体も高価な白金を必要とし経済的に未完の技術である。技術的に完成している
エコウイルの普及こそ地球温暖化に即役立つシステムである。燃料電池にも共通するが夏場の排熱を有効
活用する冷房への利用技術の実用化が急務である。技術的には解決されておりドイツ、フライブルク市では
実用化されているとの情報もある。