【21】『泥舟への誘い』

−友釣り−


応用編5


さて今回で応用編の最後です.次回からは皆さんの協力も得て「各河川実技編」 へ入りたいと思っています.イツニナルコトヤラ ^^;;

で今回は巧くなろうと思っている人だけの講習です.

なぜか、、まず始めは釣れないと思うからです.いらいらすることもあるで しょうし、もう止めたいと思うこともあるでしょう.隣の釣り人を意識する人 や、とりあえず釣果が欲しい人は止めておいたほうがいいかも知れません.

「短竿による見掛けのすすめ」

最近竿を作る技術の飛躍的な進歩で、長い竿を使う人が多くなってきました. 極最近になって10mくらいに落ち着いてはきましたが.大河川で使うぶんに はいいのですが、私の地元の愛知川のような小河川でも使っておられるのをよ く見ます. 風潮がそうなのでしかたがない面もありますが、あまりにも無駄が多いように 思います.以下の3つがあると思います.

  1. 足元手前を無駄にしていること.
  2. しっかり石を捕まえ切れないこと.
  3. オトリに無駄な動きをさせやすいこと.
1.はよく分かりますね、竿が長いとどうしても沖を狙いたくなります.

2.はどうしても距離が遠くなるのでポイントに入れにくい.

3.は手先で10cm動かしても竿が長い分だけ大きく動いてしまうというこ とです.

ここで皆さんにもう一度原点に戻っていただきたいのです.その原点が短竿に よる見掛けだと思うからです.昔は「へたの長竿」という諺もあったのですよ ね.

「見掛け」とは、いまさら解説する必要もないでしょうが、「石に縄張りを形 成している野鮎の近くにオトリを入れ、実際に見ながら挑発させて掛ける」こ とです.

一度川へ着いたら静かにじっくりと見回ってみましょう.岩盤などに多く見ら れると思いますが、しきりに近づいてくる野鮎を追っている鮎が見つかるはず です.

短竿でバカもあまり取らずオトリを近づけ、掛かるまでやってみてください. 一夏を捨てる覚悟で、どこへ行ってもこれをやります.徹底的に.見掛けので きるところへ通うのもいいでしょう. するとわかるはずです、どうすれば挑発できるのか、どうしたときに鈎掛かり するのか、ハリの位置はどこがいいのか、またその逆も. そして重要なのは、いったい縄張りを形成している場所の中で、どの場所へ入 れたときに一番追うのかということです.縄張りの中でも重要な場所があるの ですね.

ともかくいろいろ勉強になります.是非一度やってみてください.

この「見掛け」に関連して最近ある新聞で紹介された仕掛けを書いておきます. 逆バリにもう一本普通の鮎バリを、ちょうどS字になるようにくくるのです. つまり逆バリのところに下向きのハリが出ているように. ある日の解禁日に使ってみたところ、20匹掛けたうちの8匹までがこの逆バ リのところにセットしたハリに掛かったそうです. これを考えた人は「40%釣果がアップする」と豪語しているそうです(^_^)

実はこれを考案するに至ったのも、見掛けをしていて野鮎が追っているのに掛か らない、いつも下をくぐり抜けていくだけだ、ということから考えたようです. これにいつもいらいらしていた私には実に良くわかります(^_^) しかし、、顔や頭の部分に掛かりやすいような気もしますが、、(^^;;

今回で応用編は終わりたいと思います. 次回からは皆さんといっしょに、「河川別実技」とでも仮名して続けていきた いと思っています.