これがCAST SYSTEMだ

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        AP-36001ATM形主音声調整卓仕様書
1 概 要
 AP−36001ATM形主音声調整卓(PA卓)は、マイク入力40CH、ワイヤレス入力20CHで構成された拡声調整卓です。オートフェーダー等音声制作の処理をコンピュータアシストにて、作業の能率化を計りオペレータの負担を軽減するだけでなく、コンソール上の機能を記憶し、又瞬時に再現する事が出来ます。
 各入力モジュールには、パラメトリックイコライザーを装備し、ミクシングフェーダには、フライングフェーダを使用してVCAをコントロールします。又サウンドエリアをコントロールするVCAMTXシステムと組み合わせて使用することで、あらゆるパターンのサウンド空間を作る事が出来ます。

機器構成
(1) マイクインプットモジュール 60本
(2) グループモジュール  8本
(3) レコーディングモジュール (ステレオ) 1本
(4) トークバックモジュール 1本
(5) モニターモジュール 1本
基本仕様
(1) 入力  マイクレベル -70dBm〜-30dBm 60CH
      ラインレベル -20dBm〜+4dBm 60CH
(2) 出力   VCAMTX送り (G1〜G8,AUX1〜AUX8) 16系統
      GROUPMTX (MTX1〜MTX8) 8系統
      録音出力 (ステレオ) 1系統
      モニタ出力 (L,C,R ) 1系統
(3) インプットモジュール部機能
3.1 パラメトリックイコライザー H,M,L帯域 3 BAND
周波数可変
Q可変 0.7〜 7
Boost/Cut ±12dB
3.2 リミッターコンプレッサー レシオ 1:1〜20:1
アタックタイム 10mSEC
スレスショルド ±10dB
リカバリータイム 0.1〜3.0SEC
(4) CPU制御 ( 制御項目 )
4.1  入力レベルの設定
4.2  フェーダの絞りセット
  (ワイヤレス入力及びグループ)
0dB〜∞ 0.5dB単位
4.3  出力ポートの指定 G1〜G8,AUX1〜AUX8
4.4  フェーダダイナミックス CI〜FI
4.5  オートパン 音像移動
4.6  VCAMTX及び出力アサイン OUTPUT1〜24(STEREO)
4.7 イベント登録数 (TOTAL 999)
SCENE No. 99 SCENE
ACTION No. 999 ACTION
4.8 入力マトリックスプリセット情報

(注)フェーダーダイナミックスは、ワンアクションの中で連続した動きの合計時間が最大20秒とする。
定  格  表  (音声調整卓)
        項       目  
  1 入力回路およびレベル          回路系統図の通り   
  2 出力回路およびレベル 回路系統図の通り
  3 入力インピーダンス  マイクロホン系
              (注1)

              ライン系
高入力インピーダンス
600Ωに適合

 平衡600Ω 平衡
  4 出力インピーダンス  プログラムライン 
              モニタスピーカ
              ヘッドホーン
600Ω 平衡
負荷インピーダンス8Ωに適合
8Ω以上に適合
  5 伝送周波数範囲 30Hz〜20KHz
  6 電   源       電圧及び変動範囲
            周波数及び変動範囲
            相     数
            消  費  電  力
AC100V±10%
50〜60Hz
単   相
(    )VA
  7 性能保証温度範囲 0℃〜+40℃
  8 動作保証温度範囲 −10℃〜+50℃
  9 使   用 連   続
 10 注1 インピーダンス150Ωマイクに適合する  
性 能 表
              測定ブロック
項  目                 系   統
 総合特性
本線 モニタ
単位
  1 レベル偏差 ±0.3 ±0.5 dB
  2 電力増幅度周波数特性  (周波数 30〜20KHz の間
                  1000Hzの値に対して)
±0.5 ±0.5 dB
  3     常規使用状態( 周波数  30〜20KHz の間 )

ず   常規状態で入力信号を  30 〜 100Hz
み   本線系で 20dB増加   100 〜 10KHz
率   モニタ系で10dB増加   10K 〜 20KHz
0.3   0.5

0.5   0.5
0.3   0.3
0.5   0.5

以下
  4 S    マイクロホン増幅器を含む本線系 (-70dBm)
/   マイクロホン増幅器を含まない本線系(-20dBm)

56   56
70   70

dB
以上
  5 信   漏話( 周波数8KHzにて)

の   クロストーク
漏   VCのしぼり込み
70   70

70   70
70   70
dB
以上
  6 ステレオ位相差(周波数50〜15000Hz) 0.3   0.3 °
  7 最大増幅度及び安定度 20   10 dB
  8 チャンネル間レベル差 0.6   1.0 dB
  9 入力インピーダンス      30 〜 100Hz
                100 〜 10KHz
                10K 〜 20KH
±15
±10
±15

以内
1  上記性能は標準常規使用状態で、その系統の入力端から出力端までの
   特性です。
2  モニタ系統とはプログラム系統を含んだモニタ増幅器までの系統です。
3  最大増幅度及び安定度とは常規使用状態になっている系統で、その中に
  含まれてる音量調整器を出力側から順に増加させて最大増幅度の状態に
   した時、発振等の有害な現象を起こさないで増加できる全増幅度の限界
    を言います。4本特性は周囲温度0〜+40℃の範囲内で適応します。
5  常規使用状態とは規定の電源を使用し、指定されたレベルダイヤグラムに
   従って調整された状態を言います。
6  S/N比とは特に指定のない限り、常規使用状態での音声信号と雑音出
   力との比率をdBで表したものです。又雑音レベルは20KHz以上の帯域
   をカット(減衰)させる低域ろ波器(LPF)を挿入して測定します。
7  本特性は特殊増幅器(インカムアンプ, AGC,リミッタ,イコライザ等)が入ら
   ないときのみのものです。
8  本特性の測定試験方法は、BTS6801(音声調整装置試験方法)に準じ
  て行います。

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