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    第1回 はじめに                        2002-01-01
 
 
 人々の希望と期待を込めて華々しく幕開けした21世紀も、早1年が過ぎ去ってしまった。20世紀は、世界を巻き込んだ太平洋戦争を始め、繰り返し起こされた戦争や、各地で勃発した地域紛争等、「戦争の世紀」であった。新世紀こそは、夢と希望の持てる未来にと祈った人々の願いもむなしく、昨年は米国の同時多発テロ、アフガン戦争等暗い出来事が続き、それに伴う世界同時不況が懸念されている。情報通信技術の発展による、情報化・国際化・少子高齢化・サービス化等、経済社会の大きなうねりの中にあって、我々を取り巻く環境も急激な変化に晒されている。変化の時こそビジネスチャンスと捉え、成功している人は一部にはいるが、大多数の人はリストラや企業倒産・将来に対する生活不安・健康に対する不安等の大きいことが各種の調査によって明らかになっている。このような現在の閉塞感、不安感を何とかしてほしいと言う国民の期待感が、小泉改革内閣の高支持率となっている。「構造改革」 ”聖域なき改革”を掲げ、広範な分野を手がけようとしているが、どの様な「理念」や「哲学」を持って断行しようとしているのかが解らず、その先のあるべき姿が見えない不安が、国民にあるのではなかろうか。ならば我々はどのように対処すればよいのか? ”学”のない私に解ろう筈もないが、人間を長くやっている関係上、考えている事や意見等はそれなりに持ち合わせている。そして、世の中には目立たないが、立派な意見や行動をしている人達が沢山いるものと信じている。そういった人達と意見交換し、いっしょに行動して行きませんか、と言うのが私の意見である。それでは私がどのような問題について議論し、どの様な事がしたいのかを、次に述べてみたい。 戦争(太平洋戦争)を知らない子供達(世代)が6割を超えたそうであるが、日本再生の原点は、昭和20年8月15日の終戦記念日であると考えられる。一面焼け野原と化した焦土から立ち上がり、満足な食べ物とてない状況下、大根の葉っぱや芋の茎まで食べて飢えを凌ぎながら、国民が一丸となり必死に頑張ってきたお陰で、GDP世界第2位の経済大国、平和日本を築くことが出来たのである。しかし、この陰には膨大な数の将兵や一般国民の犠牲と、近隣諸国を始め、世界を巻き込んだ多大な犠牲の上に成り立っていることを忘れてはならない。この間、日本は経済面にのみ目を向け、猪突猛進してきた結果、物質面では豊になったが、心の面や勤勉さ等、失ったものも大きい。バブルが弾ける前にも、後にも、見直すチャンスが何度もあったのに、根本的な見直しをしてこなかったツケがいま回ってきた。特にこの失われた10年は、日本のあらゆる面において大きな損失であったことが浮き彫りになり、現在の大きな障害となっている。おそまき乍、今一度原点に立ち返り、日本人の生き方、考え方を見直し、今後日本人の進むべき道を模索するのも意義のある事と考える。何を基準に見直すのかと問われても返答に窮するが、私が日頃疑問視している事、歪や偏向と感じている事についての問題点を、独断と偏見により選んでみた。議題としたい問題は、・憲法・教育・日本と日本人・少子高齢化・国際化と市場主義・社会保障制度・平和・テレビ放送と番組内容、等である。この外、漏れているものや、その時々において取り上げてみたい問題も出てくるかと思われるので、順不同で意見発表していきたい。 次に、私が実際の行動としてやりたい事を述べてみたい。1番目として、利益誘導型ではなく、中立性を保った”良識ある団体”を作りたい。世の中には「○○会」,「△△協会」,「××連合会」といった業界団体や利益誘導型の圧力団体は無数にある。 国の施策や改正案が示されると,すかさず、こういった圧力団体が族議員と結託して、自分達の利益になる様に法案等を歪めてしまう。その為、抜け穴だらけの法律になったり、実効性の上がらないないものになったりする事が多い。その結果、国民の利益に繋がらず、結果的に国益を損ねてしまっている。 これに対し、どんなに良い意見や提言をしても、1人・2人の少数意見では無視されたり潰されたりして、生かされる事がない。より多くの人が結集して団体を作り、それをネットワーク化して大きな組織になれば、大きな力になると信じる。 是非、賛同される方を募りたい。 2番目に、ボランティア活動をより身近なものとなる様な、活動をしていきたい。2001年は国際ボランティア年であったが、現在「NPO」,「NGO」を含め、多くのボランティア団体が活動されている。 ところが、いざボランティアを始めようとしても、どこに、どのようなボランティア団体があるのかさっぱり解らない。行政の窓口や、インターネットで調べれば解るのかも知れないが、それが出来ない人はそこでストップしてしまうのでは? ボランティア団体をPRし、紹介する様なボランティア活動の必要性を感じる。 3番目に、高齢者の有効活用について考えていきたい。 我が国の高齢化は予想を遥かに超える速さで進行している。その為、少人数の若者が高齢者(65歳以上)を支えて行かなければならないので大変だと言う議論になるが、どうして元気な65歳や70歳の高齢者を支えてゆかなければならないのか? 身体的にも能力的にも充実し、賃金も安くて質の良い労働力を有効に活用しない手はない。国や企業でも、65歳までの定年延長や、高齢者の有効活用についての提言がなされているが、まだ真剣に考えられていないようだ。高齢者の生き甲斐となり、又、社会の活性化に繋がるので、是非我々でやろうではないか。 昔は何でも行政に任せ、行政に頼っていれば、多少の不満はあっても安全に暮らすことが出来た。それがいつのまにか、情報化・国際化・少子高齢化等の社会情勢の急激な変化にうまく対応できず、気が付けば日本列島が大きく傾いてしまっていた。長引く不況やリストラの嵐、テロや戦争の不安、将来の生活不安等々、現在は「不安の時代」とも言われる。問題山積の中、頼るべきところが頼りにならないと解った今、急に「自己責任」で!と言われても、何をどうすれば良いのやら迷ってしまうと言うのが現状である。迷ったときはどうすれば良いのか? それは、”原点”に立ち返って、もう一度一から見直す事が鉄則だと言われている。えらい人の意見や他人の意見に付和雷同せず、先ず自分でよく考える事が重要ではないか。その上で、多くの人と議論を交わし、より良いものへと練り上げて行き、提言としてまとめ上げたいと思う。 又、先に述べた様に、出来ることから実行してゆくことが重要であると考えている。
   志を同じくする方々の忌憚なきご意見をお待ちしたい。


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