〜 歌詞の意味を考える歌唱指導シリーズ8 〜 4年音楽「茶色のこびん」の指導 

 4年音楽の音楽会教材に「茶色のこびん」(おうち・やすゆき 作詞・ウィンナー 作曲・若松正司 編曲)がある。その「茶色のこびん」で、歌詞の意味を考える授業をした。
 その授業の流れを述べる。
 
 「茶色のこびん」の歌詞は次の通りである。

1.ふしぎな ふしぎな     2.ゆかいな ゆかいな
   茶色のこびんホホ        茶色のこびんホホ
   このよで いちばん       あさから ばんまで
   泣き虫の人も          おこっている人も
   ホホホ ホホホ         ハハハ ハハハ
   こびんを見せれば        こびんを見せれば
   ホホホ ホホホ         ハハハ ハハハ
   たちまちにこにこ        たちまちごきげん
 
 
 この時間、この曲を歌うのは3回目である。
 まず、1回、通しで歌わせた。

発問1 「泣き虫の人」が「にこにこ」するのは、歌詞で言えば、どこからで    すか?
 
 簡単だったようだ。
 
 ・「ホホホ」というところから。
 
 続けて、

発問2 「怒っている人」が「ご機嫌」になるのは、どこからですか?
 
 これもすぐに出た。
 
 
 ・「ハハハ」というところから。
 

説明1 そうですね。ということは、この歌は、1段目と2段目、3段目と4    段目でちがうんですね。だから、3段目から、歌い方を変えないといけ    ませんね。
 
ということで、もう1回歌った。
 
 
 後で考えたのだが、

 「泣き虫の人」が、こびんを見たのは、いつですか?
 
と聞いてみてもよかったかもしれない。

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