基礎的な指揮法

 (1) 左手の使い方

     原則として使いません。お寺の屋根を拭き掃除するような指揮はよくありません。


(2) 図形の描き方

   ・同一平面上に描きます。
   ・額縁の枠位の大きさをはみ出さないようにしましょう。
   ・各拍子ごとの図形の基本からはずれないようにしましょう。


(3) ダイナミックス

   ・「図形の大きさ」と「胸の前の空間の大きさ」で表します。
フォルテ(f) 図形を大きくしたり、胸の前の空間を大きくします(上の方に指揮棒をあげます。)
ピアノ(p) 図形を小さくしたり、胸の前の空間を小さくします。(下の方にしきぼうをさげます。)
     

(4) 細かな奏法

奏法 指揮の仕方
レガート
納豆の糸を切らないように/水を泡立てないように/水面を均等に引くように
ピチカート 水をピュッ、ピュッとはらうように/水面でピチャピチャするように
テヌート 水を泡立てず/硬い水飴/コンクリートの固まりかけ
アクセント 傘の水を切る感じ
フェルマータ 棒を止める


(5) テンポ
 
テンポが速くなるとき
・各点間の速度をだんだん速くする
・だんだん運動線を小さくする
テンポが遅くなるとき ・各点間の速度をだんだん遅くする
  
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