3年理科<電気でしらべよう> 1  豆電球に魔法をかける

〜 「ソケットにきちっと付ける」ことを指導する 〜

 
 3年理科<電気でしらべよう>の単元の最初に「あかりのつくつなぎ方」がある。
普通にやれば、ほとんどの子どもたちが、ソケットにきちっと豆電球をつける。
 しかしながら、何人かは、適当につけて、豆電球のあかりが点らない。
 そこで、全員がソケットにきちっと豆電球をつけるようにするため、ワンポイント指導をした。

 まず、きちんとつけている子どものところへ行く。
 そして、次のように言った。
平田先生が、魔法をかけて、豆電球をつかないようにしてあげます。
すると、「へー、ほんと?」と言った。
 そこで、ソケットを取り、「チチンプイプイノプイ!」といいながら上に上げ、と同時に、さりげなく、ソケットの豆電球をゆるめる。
 そして、返す。
 これで、豆電球はつかなくなりました。魔法が効いていれば、ですけど。 
 そうすると、見事(?)、豆電球はつかなくなる。
 「ワーッ!」と、子どもたちは驚く。
 しかし、しばらくすると、「あっ、豆電球ゆるんでるんや。」と、気づく子どもがいる。
 そこで、「わかった?」ととぼけながら言う。
 気づいた子どもは「当たり前やん。」と、たいてい返事する。
 そこで、全員に、
 平田先生が魔法をかけると、豆電球がつかなくなりました。それは、豆電球をちょっとゆるめたんですね。
 つまり、ソケットにきちっと豆電球をつけないと、豆電球はつかないんです。 
と言う。
 すると、豆電球がつかなかった子どもは、すぐに、自分の豆電球を確かめ、つけなおしていた。そして、豆電球が点った。とても嬉しそうな顔だった。
 
<注意>
 豆電球をゆるめるとき、豆電球を3/4周程度まわせば、つかなくなる。
 1周回すと、落ちてしまうときがある。
 1/2だと、ついたりつかなかったり、という接触不良の状態になるときがある。

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