地方政治 もう、やめにしましょう なれ合い、無駄遣いの政治。 〜損をするのは有権者であるあなたなのです!〜
以上、さまざまなテーマについて述べましたが、そこに共通の問題点が横たわっていることにお気づきでしょう。一つは「私たちの内にある『してもらう』『だれか他人がやってくれる』意識」。もう一つは「政治の貧困」です。いずれも制度や設備ではなく、意識の問題です。とくに議会の現状には目を覆うものがあります。議会は英知を集めて議論をするところのはずです。しかし、私は4期16年間にわたって守山市議会議員をやってきましたが、革新以外で真剣に討議している姿を見たことがありません。本会議や委員会で自分で調べてメモを持って質問している議員さえ少ないのです。みんな市の職員に教えてもらってやっているんです。保守の私にとって非常にくやしいことですが、事実です。中には正論をぶつけようとする人がいるのですが、そんな人には事実上意見発表の場が奪われているのも問題です。討議の空洞化によって、議論の場であるべき議会や委員会は議論ではなく「手打ち」の場と化しています。そんな議会のあり方に疑問をいだいている私は、これまでの市議会議員生活16年間のうち、最初の4年を除いた12年間、会派に属さず「一人」でやってきました。議員一人ひとりが自らの責任のもとに、自らの見識に沿った真剣な議員活動に励んでこそ、地方政治はよりよいものになってくれるはずです。また、議員の数も多すぎます。広域行政の無駄も多い。すると税金が少なくてすみます。『小さな行政』は可能です。住民も行政に頼らないこと。これが『大きな行政』の口実となり、あなたの血税が大量に消費される原因になっているのですから・・・・・。地方政治の実態はもはや危機的状況にあります。こうした状況を批判して「今日の地方政治は何たることか」と、地域の皆さんによく言われ、恥ずかしい思いをしております。このようにみてきますと、多くの問題に共通する2つの問題点は結局「たった一つのこと」、つまり「忘れかけているあたたかい心」に根ざしていることが分かります。一部の人が考える時代は終わりました。「そこに住む人」の総意が反映できる政治の場を創り出さないと、変化の時代に生き残る地域づくりは不可能になるでしょう。
◆地方政治の具体策・開かれた市政のために行政書類の公開
・市議会、委員会などの全面公開 ・無駄を見直し、行政のリストラを行う |