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琵琶湖水鳥・湿地センター > ラムサール条約 > ラムサール条約を活用しよう | 第7回締約国会議 |
日本語訳:環境庁,2000年[了解を得て再録].
英語 フランス語 スペイン語 (以上,条約事務局) PDF (環境省のインデックスページ)
1.湿地の保全と賢明な利用に関わる機関や個人に対する研修を目的として計画された一連の行動を促進・実施するよう締約国に要請するラムサール条約の第4条5、及び「1997−2002年戦略計画」の実施目標4.2を想起し、
2.湿地管理者の研修の促進、支援に向けた行動に取り組むよう、締約国とラムサール条約事務局に求めた第6回締約国会議の勧告6.5に留意し、
3.本締約国会議に提出された国別報告書で、今後3年間、研修に高い優先性を与える必要性が明確に示されたことを意識し、
4.過去4年間に米国から提供された年間25万ドルの資金を用いて、西半球での能力強化のための「未来の湿地イニシアチブ」を、ラムサール条約が成果を上げながら実施していることに満足しつつ留意し、
5.「未来の湿地イニシアチブ」に以下の目標があることに留意し、
ⅰ)湿地の保全と持続可能な管理に必要な人材の開発、
ⅱ)ラムサール条約の目標の追求に必要な、専門的、技術的な技能についての、湿地管理者の研修、
ⅲ)湿地の保全と持続可能な管理を支援する地域的な技術情報ネットワークの確立、
ⅳ)地元、国、地域の湿地保全への意識と支援の向上、
ⅴ)生態学的に適正な地域社会管理の進歩、
ⅵ)「未来の湿地イニシアチブ」と、湿地の管理と保全という全体的な目標を同じくする他のプログラムとの連携、
6.さらに、「未来の湿地イニシアチブ」は、1995年以降、西半球の14か国60件のプロジェクトに資金提供してきており、このことが西半球の湿地管理と湿地問題の調整とを向上させる可能性を大きく広げてきたことに留意し、
7.世界のその他の地域にも、同様のイニシアチブまたはプログラムが緊急に必要であることを認識し、
8.アジア太平洋水鳥保全戦略と、締約国のオーストラリア及び日本、国際団体パートナー、特に国際湿地保全連合による努力を確認し、
9.さらに、アフリカ、アジア、オセアニアなどの地域で、同様のイニシアチブ及びプログラムに積極的に取り組むカナダ、オランダ、スウェーデン、イギリスその他の国及び国際団体パートナーの努力を確認し、
締約国会議は、
10.締約国と、湿地の保全と持続可能な利用に関与するその他の組織が、アフリカ地域、特にフランス語圏諸国を含めた世界の他の地域で、「未来の湿地イニシアチブ」と同様のプログラムに着手し支援するよう、要請する。
[英語原文:ラムサール条約事務局,1999.Ramsar Recommendation 7.4 "The Wetlands for the Future Initiative", May 1999, Convention on Wetlands (Ramsar, 1971). http://ramsar.org/rec/key_rec_7.04e.htm.]
[和訳:「ラムサール条約第7回締約国会議の記録」(環境庁 2000)より了解を得て再録,琵琶湖ラムサール研究会,2001年6月.]
[レイアウト:条約事務局ウェブサイト所載の当該英語ページに従う.]
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琵琶湖水鳥・湿地センター > ラムサール条約 > ラムサール条約を活用しよう | 第7回締約国会議 |
URL: http://www.biwa.ne.jp/%7enio/ramsar/cop7/key_rec_7.04j.htm
Last update: 2006/09/27, Biwa-ko Ramsar Kenkyu-kai (BRK).