11月20日のレポート
今回の出撃隊員 おぐおぐ、TER@KINさん、それとSTi試乗時にはJ.J.さん、O氏も参加。
今日のメインデッシュは「STi」です!
1. スバル インプレッサWRX STi
最初に、本命「STi」の試乗に行ってきました。
試乗車の詳細
| メーカー |
スバル |
| 試乗車 |
インプレッサ |
グレード |
WRX STi(セダン) |
| ミッション |
6MT |
| 色 |
WRブルーマイカ |
| 排気量 |
1994cc(可変バルブタイミング&ターボ) |
| 駆動方式 |
4WD |
9月に「WRX-NB(セダンのターボモデル)」に試乗しましたが、今回はそのホットバージョンの「STi」です。
ただでさえ過激なターボ車をさらに過激にしたモデルですから、その戦闘力には期待が持てます。
というより、やはりこれこそが「新型インプレッサ」の本性というべきモデルでしょう。
さて実車の方ですが、最初に目がいくのは、やはり金色の17インチホイールとブレンボのブレーキです。
これは強烈に迫力があります。ブレーキローターも17インチですから、放熱性も良さそうです。
さらにボンネット上のインテークも明らかにNBより大きく、「過激さ」が増しているのが伝わってきます。
実際、このインテーク下にあるインタークーラーはNBの1.5倍の容量があるそうなので、まさに伊達では
ないわけです。そしてリアウイング、歴代「STi」に比較すると「おとなしい」印象がありますが、結構えぐい傾
斜がついています。高速走行時にはしっかりダウンフォースを発生させてくれそうです。
内装についてはNBと大きな違いはありませんが、6速まで刻まれたシフトノブやREVインジケータの調整
つまみが、STiであることを強烈に主張しています。
「ハンドルはやっぱりエアバック付きなのね・・・。」
これはちょっと残念でした。(まあ、仕方がないですが・・・。)
・・・試乗を店の人にお願いしてみました。
「10分ほど、適当に走って来てください。」
この店は、相変わらず添乗員なし&コース指定なしでした。うーん、良い店だ(笑)。
試乗した感想!
スバル内製6MTは楽しすぎます!NBの5MT同様「スパスパ」決まり、しかも手首の動きだけで入るので
す!このミッション、本気で欲しい!まあ、しいて難を言うならシフトを入れた時の「遊び」がもう少し小さ
ければ・・・という点ですが、僕的にはもう満点あげても良いです。
そして足回りですが、当然これも良い出来で、好みの硬さです。もっとも試乗なので、限界領域での動きま
ではわかりません。しかし、クイックにステアリングを操作してもちゃんとドライバーの意思に追随してくれる
印象がありました。剛性感も高く、安心して走れます。
とどめのエンジンですが、強烈にトルクフルです。低下回転域でも結構トルクがあるのですが、4000回転
から爆発的にパワーが上乗せされるのです!この爆発力はNBにはなかったものです。GC8時代に近い特
性ですが、低回転域もトルクがあるので扱いやすさは一枚上でしょう。
「面白い!」
それにつきる車です。車重の増加は残念ですが、試乗の段階ではそれを感じさせる要素はありませんでした。
すでにデザインへの抵抗感はありませんから、もう欲しいの一言ですね(笑)。本当に良い車です。
2. トヨタ
トヨタ特集です!トヨタディーラーの「長屋」に行ってきました(笑)。
(1) カローラ
「カローラが変われる時代」という事で、新型カローラを見てきました(笑)。
外観は「丸くなった」という印象ですが、昔の空力的な丸さではないので、ちょっと太った印象があります。
実用的にはその方が正解ですね。・・・最近のトヨタ車はこういう丸さがウリのようです。
室内は「豪華」です。木目調のパネルも多用してあります。これは正直、驚きました。
「うわ、これがカローラ?本当に?」
でも、屋根の内張りを軽く叩いてみると・・・。
「あー、カローラだ(笑)。」
安く作るが見た目は豪華!これぞ、新型カローラの真髄!!
てなわけで、ちょっと安心しました。でも、こういう事ができるのも大きな技術力があっての事ですから、ト
ヨタの懐の深さを実感しました。(・・・もっともこういう豪華さは僕の趣味には合わないのですけどね。)
さて、室内の続きですが、運転席からの視界は良好です。後席も広く、長距離でも辛くはないでしょう。ま
た、室内高も高いので閉塞間や圧迫感もありません。良い感じです。しかし、問題もあります!それは、
カップホルダーです。前席のセンター部分に2つ用意されているんですが、この位置だと、シフトチェンジ
がやり難いんじゃないでしょうか?特に500mlのPETボトルとか背が高いから・・・。まあ、売れ筋のATで
は問題はないでしょうけど、ちょっと配慮して欲しかったですね。MT派としては。
ところで、どうして「カローラフィールダー」の方には6MTの設定があるのにセダンには無いのでしょう?
ワゴンタイプにパワーのあるエンジンが搭載されるのはわかりますが、何故スポーツ性の高い6MTまで
用意するのかなぁ・・・。購買層的に若者の方がワゴンを求めていると読んだのかな?確かに前のカロゴン
は若者受けしてたみたいだけど・・・。
(2) マークU
日本を代表するミドルクラスセダンですね。まあ、スポーツセダンという意見もありますが、新型マークU
はセダンと言って良いでしょう。(ハードトップの設定が無いですからね。)
外観は「大きなカローラ」とか「丸いウィンダム」とか・・・色々言われていますが(?)実車は上品な印象が
ありました。リアの三角テールランプがベンツ風ですね。
室内は、やっぱり「豪華」です。でも、新型カローラのような「張子の虎」ではなく、本当にお金がかかって
いる内装でした。それにこっちの方が上品な配色をしているので、落ち着いて見えます。・・・それでも、僕
の趣味ではありませんが(笑)。うーん、乗せてもらう分には良いかな・・・という感じですね。
後席は十分に広く問題はありません。室内高も高く、かつてのマークUのような圧迫感とは無縁です。
センターボックスも肘掛にするのにちょうど良い高さと位置で、くつろいだ空間を提供してくれます。さらに、
細かな収納スペースをたくさん確保してあるのが便利そうです。まあ、これは「カローラ」も同じだったの
で、トヨタ自体がこういう収納に凝っていると考えて良いでしょう。
ところで、どうして「ツアラー」のグレードが消えてしまったのでしょう?まあ、「iR」というスポーツグレード
が出来たので、実質的な変化はないのですが・・・。これは「GT-R」「MR」「Type-R」のような会社的に
統一された「スポーツグレード」の呼称として「iR」を育てていこうという戦略なのでしょうか?
・・・それはそれで面白そうですけど。
(3) OPA
デビューした時に「面白い形」だと思っていたのですが、実車をじっくり見たのは今回がはじめてでした。
ミニバンにしては小さく、RVとしては低く、コミューターとしては大きい・・・。不思議な車です。
室内は非常に広くてゆとりがあります。内装のデザインは少し近未来的ですが、違和感はありません。
個人的には、新型カローラやマークUよりも好感が持てます。室内収納も多いですしね。
「これって、トヨタが考える次世代ファミリーカーの形なのかなぁ。」
そういう売り方をしていませんが、そう思わせる完成度がありました。たぶん、この推測は間違っていない
と思います。実際、お膝元の豊田市ではやけに大量に見るんですよね・・・この車。
トヨタ車は良くも悪くも、日本車の標準となる傾向にあります。カローラの高級志向が同クラスの小型車に
与える影響には興味がありますね。もっとも、トヨタの「センターメーター」は個人的には見づらいのでやめ
て欲しいのですけど・・・。
3. 日産自動車 エクストレイル
日産の新型小型SUVです。ライバルは「RAV4」や「CR-V」ですが、最も競合するのは「フォレスター」でしょ
う。デザイン的にも四角を基調としている点が似ていますし、ハイパワーターボを用意しているところも似てい
ます。・・・最も、エクストレイルのハイパワーモデルはサスペンション&タイヤを煮詰めるために、発売を来年
3月にずらしたようですが・・・。
時間的な関係で試乗はできなかったのですが、展示車はじっくり見ることができました。
外観は先程述べましたが、四角を基調としたデザインをしています。同クラスに丸いデザインが多いので、
逆にこれは個性的で好感が持てますね。車高も高いため、平気でオフロードにも行けそうです。
室内は広く、室内高も十分です。荷室も広く、シートを倒せばかなり大きな荷物も入ります。さらに荷室内部
に水洗いできる材質を多用しているため、汚れ物でも気にせず乗せられます。さすがに良く考えられていま
すね。でも、フロアが高いので重い荷物を積むのはたいへんそうでした。まあ、オフでの走破性を考えれば、
たいした問題ではないと思いますが・・・。
それと、この車はトヨタを真似てか(?)センターメーター方式を採用していました。トヨタ車より運転者とメー
ター類に距離があるためか、比較的見やすい印象がありましたが、個人的には従来どおりに運転席の前に
ある方がベストだと思います。
エンジンルームはかなりスペース的に余裕がありました。ターボモデル用に設計されているためでしょうが、
ひょっとしたら2500cc級をデビューさせる計画もあるのかも知れません。
ところで、どうして上位グレードにMTが設定されていないのでしょう?ターボの「GT」にも4ATしか用意する
予定がないようですけど・・・。せめて「GT」には、スポーツモードATぐらいは欲しいですよね。というより、最低
でもその用意をしないと、280馬力ものパワーを出す意味がないと思うんだけどなぁ。
何はともあれ、この車はおそらく「売れる」と思います。それだけの内容と魅力を持った車です。うーん、試乗
できなかったのは残念だなぁ。ちょっと大きいけど、サバイバルゲームで遠征するには良さそうだし・・・。
4. ホンダ
最近元気なホンダ車です。一昔前は「F1」での活躍から、スポーティーカーが主力だったのですが、最近はR
V系が売れているみたいですね。
ホンダのお店に行ったときには、もう真っ暗でした。日産でも「(今日はもう遅いから)また、試乗しに来てくださ
い。」と、言われていたので、まあ、今日は展示車見て帰ろうと思っていたのですが、
「あの、時間に余裕がおありでしたら、試乗してみませんか?」
うぉーマジデスカ!アナタ良イ人デスネ!(何故か片言・・・。)
当然、
「お願いします。」
・・・というわけで試乗してきました。(それも2台!)
(1) シビック
言わずと知れたホンダの小型乗用車です。先代まではスポーティーな3ドアハッチバック車がシリーズの中
心でしたが、この新型では、欧州的な5ドアハッチバック車がメイン車種となるようです。
実際、試乗車も5ドアハッチバックでした。(もっとも、3ドアはまだ発売されてませんけどね。)
試乗車の詳細
| メーカー |
ホンダ |
| 試乗車 |
シビック |
グレード |
X(5ドアハッチバック) |
| ミッション |
ホンダマルチマチックS(CVT) |
| 色 |
タフタホワイト |
| 排気量 |
1668cc(可変バルブタイミング) |
| 駆動方式 |
FF |
| その他 |
ディスチャージヘッドライト |
デザイン的には車高が高くなり、今までのような軽快感が薄れたような気がします。その分室内を広くとっ
たという感じですね。
内部は広いです。室内高はカローラよりも高く、まるでRVの室内です。後席も広いし、居室容量ではライ
バル車より頭一つ抜き出ていますね。そして、内装ですがこれは簡素にまとめられています。豪華さではカ
ローラに遠く及びませんが、僕の趣味には合います。TER@KINさんもこっちのインテリアの方が落ち着く
と言っていました。まあ、庶民なので豪華な場所では落ち着けないんですよね(笑)。
さて、実際の運動性能の方ですが、さすがにホンダの足回りは見事です。よく引き締められた印象がありま
す。路面のギャップをドライバーに伝えて、その上で車体が揺れるのを上手く押さえ込んでいます。当然、
スポーツカーの足ではないので、ペースを上げれば破綻するでしょうが、ファミリーカーとして使うには十分
な足だと思いました。エンジンも軽量なボディには十分過ぎるパワーがあります。先代からの軽快さは、確
実に伝えられていると感じました。・・・でも、CVTにスポーツモードがないのはどうしてでしょう?というより、
5ドアモデルにはMTも用意されてないんですよね・・・。これは5ドアはファミリーカーで、フェリオと3ドアハッ
チバックをスポーツタイプと認識しているためでしょうか?まあ、それならそれで良いですけどね。
さて、全体的に好印象なシビックですが、一つ不可解な点があります。それは、運転席と助手席の間にある
スペースのことです。この5ドアモデルはシフトがオーデイオの真下に付いているので(フェリオは通常の位
置。)ちょうど前席の間がウォークスルーのように空いています。しかし、この試乗車のような上級グレード
では運転席左側に大型のアームレストが付いているため、現実にはウォークスルーとしては使えないので
す!
「一応、小型のスーツケースぐらいなら収まるなあ。」
しいて言うなら、そういう物置的な使い方だと思いますが、それなら置いた荷物が動かないような工夫が欲
しかったですね。5名乗車の時に急停止すると、後席中央の人が怪我する可能性だってあるのですから。
(2) ストリーム
ホンダ版「スパシオ」です。七名乗車が可能な小型乗用車です。
試乗車の詳細
| メーカー |
ホンダ |
| 試乗車 |
ストリーム |
グレード |
L |
| ミッション |
4AT |
| 色 |
タフタホワイト |
| 排気量 |
1668cc(可変バルブタイミング) |
| 駆動方式 |
FF |
外観はシビック5ドアを後ろに伸ばしたような形をしています。いかにも系列車という感じですね。
内部の方ですが、前席はまさにシビックです。ただ、邪魔なアームレストがないのでウォークスルーがしっ
かり機能しています。RV車なのだから当然ですが・・・。
驚いたのは2列目・3列目のシートです。ちゃんと大人が余裕をもって座れるのです!特に2列目は本当に
快適な居住性があります。3列目も膝までなら余裕があります。まあ、さすがにスペースが無いので足首か
ら下が2列目シートの下でロックされてしまいますが、よほどの長距離でなければ問題ないでしょう。
(もっとも、車に酔い易い僕には、「ほとんど拷問」ですが・・・。)
さて、実走した感想です。試乗車は1700ccのエンジンを搭載したモデルだったのですが、これはこのボディ
には非力過ぎます。普通の加速をしてるつもりなのに、エンジンがやけに唸ります。シビックでは軽快だった
エンジンもストリームでは駄目みたいです。この車は2000ccが正しい選択でしょうね。
それと、足回りがちょっと柔らか過ぎるようです。ギャップ通過時に発生したロールが収まらず、若干の揺り
返しを起こしているので、高速道路でのレーンチェンジがちょっと心配です。まあ、荷物を乗せて搭載重量が
増加すればちょうど良いのかもしれませんが・・・。
それと、ハンドリングですが、さすがにキビキビとは曲がってくれません。シビックに対してサイズが大きく、
ホイールベースも長い、その上柔らかめのサス設定では、曲がらなくて当たり前ですね。シビック試乗直後
だったので余計にそう思えるのかもしれませんが・・・。
ちょっと評価が低いですけど、このサイズで七名乗車が可能なのは大きな魅力です。普段から多人数で移
動する機会の多い人には良い車なのではないでしょうか?
5. まとめ
この秋に国産の小型車がそろってフルモデルチェンジを行いました。そのうち、今日見られたたのは以下の
3台です。
・ 圧倒的戦闘力を持つSTiを筆頭に「スポーツ」をアピールするインプレッサ
・ クラス以上の質感を目指して、豪華さを演出する「高級車」カローラ
・ 先代の軽快感にRV的な要素を取り込み、広々とした「居住性」を追求したシビック
それぞれの会社がこのカテゴリーに違う価値観の車を送り込んでいるのは、面白いですね。
また、こういう風に各社が別の個性を追求してくれるのは消費者としては嬉しいことだと思います。
しかーし!おいらは偏っているので(笑)、今回の中では「STi」がやっぱりピカイチだー!
エクストレイルも面白そうだけど、MTが無いから「アウト・オブ・眼中」である!
ちょっと興味があるのは発売予定の3ドアの「シビック」・・・かな?
ps. 実は、今回最大の収穫は「オリジン」のカタログを貰えた(?)事だったりします。
トヨタさん有難うございます!!


