2001年8月〜10月のレポート

今回の出撃隊員、J.J.さん、TER@KINさん、N君、おぐおぐの4名

今回は8月〜10月の期間に行ったカタログ収集のまとめです。

1.ロータス エリーゼ
   ロータスとは、スーパー7、ヨーロッパ、エランなどの傑作軽量スポーツカーを生み出した英国が誇る自動車メー
   カーです。そして現在のラインナップの中で、最も「軽量」という血統を受け継いだモデルがエリーゼなのです。
   このロータスを取扱っている店を見つけたため、憧れのエリーゼを見たい一心で行ってきました。

   エリーゼは1800ccのファミリカー用エンジンを搭載するスポーツカーです。そう、エンジンだけなら全然スペシャ
   ルな所のない車なのです。恐ろしいのはそのボディーなのです。
   全長3726mmと短いながら、全幅は1701mmと3ナンバーサイズの大きさがあります。運動性能を高めるために車
   幅を大きくしているわけですね。そして、そのシャーシ部分は重たいナット類を使用せず、特殊な接着剤(!)で組
   み立てられています。そのため、3ナンバーサイズなのに車重はわずかに600〜800Kg!!下手な軽自動車より
   軽い!・・・これで、1800ccもの排気量があるのだから、速くて当たり前ですね(笑)。
   実車を見るのは初めてだったので、そのスタイリングは感動モノでした。コンパクトな車体に流れるようなライン。ボ
   ンネットに開いた冷却穴が半端な車ではないと主張しているようでした。そして何より驚いたのがその室内です。
   「何にもない!」
   もちろんハンドルとかペダルとかはありますが、車を動かすために必要最低限のモノしかない!一応、ラジオとか
   エアコンとかも積めるみたいですが、ほとんど飾り気がない!!
   ・・・こういう内装は好みです(笑)。
   「やっぱり良いなー。エリーゼ。」
   ただもう、そういう感想でした。

   今回、見れたのはノーマルのエリーゼとエクシージの2種類。英国で既に発売されている新型エリーゼはありませ
   んでした。ひじょうーに、残念です。

2.アルファロメオ 147
   アルファロメオはイタリアのフィアットグループに属するスポーツカーメーカーです。現在はスポーツセダンがメイン
   ラインナップになっていますが、かつてはそうでした。
   「147」は同社の傑作ハッチバック「145」の後継として誕生した車です。この車は日本発売が延びに延びていたの
   ですが、やっとデビューしたそうなので、アルファロメオ取扱店に行って見て来ました。

   アルファロメオは非常に個性的なデザインをすることで有名です。もちろん、この147も例外ではありません。雑誌
   などで写真を見た時には、随分とアクの強いデザインだと思っていました。
   しかし実際に実車を見てみると、意外にこのデザインはまとまりが良く、考えていたよりスッキリした印象がありまし
   た。特徴的なフロントのインテークからプジョー206を彷彿とさせるリアランプまで、上手く調和がとれているのです。
   このまとまりの良さは見事でした。
   147を見て驚いたのは車体の割に大径のブレーキを採用している事です。まあ、国産のあるジャンルの車みたい
   に小型セダンに16インチ、17インチ級を入れるような馬鹿をやっているわけではないのですが、結構な速度域で
   も効きそうな感じがしました。欧州では日本よりはるかに高速で走れる道がありますから、そのためでしょう。
   そんな事を考えながら、皆でじっくり見てると店員さんが言いました。
   「試乗されますか?」
   もちろん!

                  表.試乗車の詳細
メーカー アルファロメオ
試乗車 Alfa 147 グレード 2.0 TWIN SPARK SELESPEED
ミッション シーケンシャル5速(ATモード付き)
アルファレッド
排気量 1969cc(ツインスパーク)
駆動方式 FF

   内装は黒。ランプ類は赤。・・・トヨタがヴェロッサでやっていた「ラテン車」の基本が本家でも守られていました
   (笑)。まあ、内装色自体は選択できるんですけどね。
   前席はホールド性の高いシート。後席は腰の辺りが柔らかくて、背中の辺りがちょっと固めなシートでした。これは
   長距離でも疲れないようにしているのかな?それと意外だったのは後席の天井が低いことでした。もちろん座高の
   高い僕でも、頭がつかえたりはしませんが、ちょっと圧迫感がありました。欧州人は日本人ほど座高がないので、こ
   れでも楽々なのでしょうが、世界戦略車としてはどうなのでしょうね。
   エンジンはパワーがあります。2000ccもあるなら当然ですが、軽く吹け上がる感じで良さそうでした。エンジン音が
   室内に聞こえてきてスポーツマインドをかきたてる演出がされています。この辺りはさすがにヴェロッサなどより巧
   みですね。(僕の主観では、あれはエンジン音なんてほとんど聞こえませんでしたし・・・。)
   ちょっと弱ったのがシーケンシャル5速のセレスピードというミッションです。シーケンシャルなんて乗ったことがな
   かったので、かなり戸惑いました。特に思ったのは、シフトチェンジの命令からギアが変更されるまでのタイムラグ
   が長い!
   「うーん、これは難しい。」
   魅力的な機構ですが、これを使いこなすには慣れが必要だと思います。僕には来年発売のMTの方が楽しいそう
   に思えました。
   交差点付近でブレーキング。4人乗車だったのですが、結構「ガツン」と停まります。あの大径ブレーキの威力で
   す。しかも、遊びが少な目なので、初期タッチから強力でした。スポーツ走行する時には心強い武器になると思い
   ます。ボディ剛性も高いですしね。
   ただ、肝心のサスペンションセッティングには若干の不安感がありました。というのも、路面から大きな入力があっ
   た時はしっかりと支えている印象があるのですが、小さな入力を吸収した後などに、少し揺り返しが起きている感じ
   がします。まるで最近のトヨタ車みたいですね。もっとも、そこまで柔らかくはないのですが・・・。
   たぶん、この147という車は、元気なコミューターであって本格的なスポーツカーではない、ということなのだでしょ
   う。噂の147GTAが出ればわかりませんが(笑)。

   試乗後にお茶を頂くことができました。うーん、良いお店だ(笑)。
   店員さんから色々な話しが聞けたのですが、その際に意外な事が一つ。
   日本ではアルファロメオと言えば「赤い車」というイメージがありますが、本国イタリアでは銀色が売れ筋なのだそう
   です。そう言えば、147のラインナップもグレー系の色が多いような・・・。
   うーん、イメージって怖い(笑)。

3.ニッサン ステージア
   スカイラインのモデルチェンジに対応して、ワゴン車のステージアもモデルチェンジしました。
   前モデルは非常にスポーツイメージの高い車だったのですが、ベースのスカイラインが高級セダンとなったために
   その動向が気になる1台でした。
   
   今回のステージアは、車体フロントの角を落とすようにとり付けられたヘッドライトと、巨大なフロントグリルが印象的
   な車です。一般受けしそうにない大胆なデザインですが、全体のまとまりは良いと思いました。
   次に車のサイズですが、これは前モデルより若干小さくなっています。もっとも、それは数字上の話しであって、一
   目見た感想は、「・・・でかい!」でした(笑)。
   もちろん外だけではなく、中も広々としています。ホイールベースが前モデルより130mmも長くなったため、呆れる
   ほど広大な空間があります。2列シートの5人乗りですが、余裕で3列シートも可能なんじゃないかと思えたぐらい
   です。実際、このままでもスパシオやストリームより快適に大人7人乗りができそうな気がします。まあ、そんなこと
   したら道交法違反ですけどね(笑)。
   ちなみに、内装の方はスカイライン譲りの豪華さです。安っぽさは微塵も感じません。そのため、庶民な僕は落ち着
   けませんでした(笑)。
   ただ、この内装には大きな難点があります。スカイライン、プリメーラと同様に社外品のナビゲーションシステムや
   オーディオ類が取り付けできないことです。これは、インパネのデザインにこだわった結果なのですが、特定メー
   カーのステレオにこだわる人には敬遠されるでしょうね。(ワゴン好きには、その辺りをこだわる人が多いと思うんで
   すけど・・・。)
   実用的にはレベルアップが著しい車です。高級感も増しました。後は、このデザインとその思想に、共感できる人が
   どれだけいるかでしょうね。

   今回のステージアには、かつてのスポーツイメージはあまり残っていないように見えました。僕としては残念だった
   のですが、高級ワゴンを欲しい人には良い車かもしれません。
   ・・・もっとも、試乗できていれば案外イメージが変わったかもしれませんが(笑)。

4.トヨタ カムリ
   カムリはトヨタの北米戦略において最も重要な車の一つです。そのため、かつての姉妹車ビスタと袂を分かち、別
   の進化を歩んでいます。今回の新型カムリも北米市場を意識した車となりました。

   アメリカという国は、「大きな車」が大好きです。そこで売れる車を作るためには、やはり巨大化は避けられなかった
   ようです。
   今回のカムリは全長4815mm、全幅1795mmという非常に大きな車となりました。なんとこれはマークUどころか、
   車幅だけならクラウン・ロイヤルよりも大きいのです!(全長も、5mm短いだけ。)
   「恐るべしアメリカ・・・。」
   外観は「細い目をしたブレビス」という感じでしょうか?結構格好良いと思います。本当に最近のトヨタは良いデザイ
   ンの車を作りますね。ちょっと感心しました。
   さて室内ですが、外が大きいので、当然広々としています。しかし、内装は車体の大きさから想像するほど豪華で
   はありませんでした。こう書くと誤解されそうですが、決して安っぽいわけではありません。つまり、クラウン・ロイヤ
   ル級の車体にしては質素だということです。(もっとも、僕の感覚では十分豪華なのですが・・・。)
   まあ、この辺りが車両価格に対する差別化というモノなのでしょうね。それでもやっぱり、僕にはカムリの方が圧倒
   的にお買い得のような気がします。これは僕が庶民だからでしょうか(笑)?
   それと、意外なことに、この車はセンターメーターを採用していませんでした。これは好印象ですね(笑)。

   試乗車がなかったので、運動性能を試すことは出来ませんでした。ちょっと2400ccのエンジンであの大きな車体が
   どの程度走るのかを確認したかったのですが、残念です。

   
   
5.まとめ
   今回は1日でまわったわけではないので、特に総括はありません。でも、敢えて一言だけ・・・。
   
   
エリーゼって、やっぱり良いなぁー!

   以上(笑)。