カツミ・ダイヤモンドシリーズC59をレストアする

2005年秋の花月園運転会にて行われた互助会にて、カツミの古いC59の加工品を入手。

このモデル、かつて豊橋機関区に在籍し、「飯田線の神様」と言われた故・神谷清治氏がダイヤモンドシリーズをベースに

C59唯一の門デフ機、124号機に仕上げたもので、ダイヤモンドシリーズの素朴さを残しつつ随所に124号機の特徴を再現してあり、

なかなか見応えのあるモデルに仕上がっている。

今回は緑ナンバーで御馴染み(?)の「戸棚ワールド」からは外れて、軽いレストアを兼ねて、この124号機を熊本所属時代の姿に

仕立ててみようと思う。そもそもベースがダイヤモンドなので、あまりゴチャゴチャいじりだすと収拾が付かなくなる。前照灯を交換して、

モールドの煙室戸ハンドルを削って別パーツ化するだけでも、かなりイメージは良くなると思うが・・・

元の塗装を剥がして一部プラパーツをロストに交換。ハンダの剥がれた箇所も修正した。

煙室戸はモールドのハンドルを削り取りロストパーツを奢った。前照灯はイルミネライトを使って

点灯させるつもりでいる。

塗装も済んでイルミネライトを組み込んで試験点灯。しかしちょっと暗い・・・

下回りは当工場定番のアダチのカンモーターへの換装だけで快調に走る。しかしモーター換装により

火室裏に貼り付けてあったウェイトが干渉して取り付けられなくなり、加工前よりは軽くなってしまった。

PEMの半丸型ウェイトを積み込んで重量アップしなければ・・・

ナンバープレートと窓セルも付いて来るべき出場試運転を待つ。ナンバープレートの字体が実車のそれとは

違っていたので、前面だけ手持ちのだるまやのC59とC51のものを切り継いで作ってみた。

やや切り継ぎが雑になってしまったのが難点だが、こっちの方がより実車に似ている(気がする)。

ランボードの白線は綺麗に入れる自信が無いので当面はこのまま。

入れた方が九州のC59らしくなるのは分かっているのだが・・・

「架線注意」プレート取り付け。ランボード白線は取り敢えず保留のまま全検出場となった。

やはりランボードの白線が無ければ九州のC59らしさが無い・・・という事で一念発起して

ランボードの白線入れに挑戦。引き出しの中に埋もれていた烏口を引っ張り出して

アクリルの艶消し白で、プルプル震える手をもう片方の手で必死に押さえながら(笑)白線を入れた。

やはりビシッとは入れられなかったが、まあまあ自分で納得出来る程度にはなった・・・と思う。

トップに戻る