カイロで健康

毛糸玉

毛糸玉を左腰に置いているのが原因で腰痛になった症例を考察してみました。

●はじめに

60歳代、女性、手芸店
左慢性腰痛、最近体が傾いて歩行しにくい。
病院のレントゲンでは、異常なし。

■症状と結果

首の骨1番、腰の骨4番、左仙腸関節(恥骨結合を含む)のズレ
2回目、3日後、ちょっと変わったかな?
3回目、7日後、あんまり、変わらないかな?
4回目、14日後、少しよくなって歩くのは、大丈夫。
5回目、21日目、だいぶよくなって、痛みなし。

▼あとがき

3回目の時の問診で、趣味が編み物で、毛糸玉を左の腰に置いている。
そこでテーブルに毛糸玉や道具を置くように変更してもらいました。


左腰に毛糸玉を置いた状況

椅子に腰掛けて、毛糸玉の・あり・なし・を比較してみました。

上半身は、ほとんど変化がありませんが、腰部は毛糸玉を避けるように、ねじれています。


ズレが生じた部井
ねじれの量は、わずかですが、左腸骨への長時間の圧迫が、左の仙腸関節や恥骨結合部にズレを生じさせたと考えられます。

この症例は、なかなか、原因が特定できませんでした。
それもそのはず、手芸店ですので、まさか自分の商品で悪くなっていたとは、考えたくありませんからね。

椅子の後ろに、物を置かないように、注意が必要ですね。

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「環境 足腰」