ボクシングのテレビゲームで、肩を痛めた症例を考察してみました。
50歳代、女性、事務仕事
娘さんとボクシングのゲームに熱中してから、右肩の痛みが取れない
両肩の前方変位、肩周辺の筋肉が硬直、首の骨5番のズレ
肩、肘を中心に関節を調整、
筋肉にアイスパック使用し、マッスルテクニック使用。
帰りには、動きも、痛みも改善しました。
どうも、パンチを繰り出した時に、相手が無いため、はずみで関節が伸ばされ続けて、ズレてしまったと考えられます。
メルマガ423号胸鎖関節、肩鎖関節にもズレが見られたことから、前方へ引かれる衝撃力が、何度も繰り返し加わり関節が痛んだと考えられます。
また、この周辺の筋肉(大胸筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、三角筋前面)が発熱炎症していました。
首の骨5番のズレは、首の骨6番も引き連れた感覚があり、菱形筋に負担がかかりズレが生じたと考えられます。
背面は腕を戻す、伸びる腕を制止させるため、僧帽筋なども硬直していました。
ボクシングなどのテレビゲームは、空間で体を動かす動作のため、現実と違う筋肉や関節に負担が加わり、痛めてしまうことがあるようです。
さらに、相手は疲れ知らずのマシンですので、知らず知らずの内に、自分の体力の限界を超えてしまうのも要因の1つだと考えられます。
同様に、テニスゲーム、ゴルフゲームなどもありました。
ゲームは、無理のない運動範囲で、楽しくしましょう。