カイロで健康

ドーナッツ座布団

ドーナッツ座布団の症例が増えてきて、
腰痛から膝痛へ2段階の進展を考察してみました。


第1段階(腰痛)

股関節周辺の筋肉の硬直(梨状筋、内転筋、恥骨筋など)による痛みと、仙腸関節のズレによる腰痛が生じます。
発生までの期間が短く施療により、スムーズに回復します。


第1段階は股関節と仙腸関節

●症例1 はじめに

50歳代、女性、事務仕事 時々来院、
左ギックリ腰で来院

・症状と結果

いつもと違い、左の臀部、股関節周辺が硬直。
  聞くと、ドーナッツ座布団を、職場と家で使い出した。
腰の骨5番、左仙腸関節、股関節周辺の筋肉を調整。帰りには改善。


股関節周辺部の圧迫

●症例2 はじめに

70歳代、女性、主婦、年に数回来院、
左の腰痛が取れなくて来院

・症状と結果

前のカルテ内容と異なり、左の臀部、股関節周辺が硬直。
  聞くと、ドーナッツ座布団を、使い出した。
腰の骨1番、左仙腸関節、股関節周辺の筋肉を調整。帰りには改善。

・あとがき

最近、ドーナッツ座布団が、続いています。
2例とも低反発タイプでした。
同じ地域ですので、売れ筋商品は、同じになりますね
臀部(股関節周辺)の硬直が特徴的です。

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第2段階(膝痛)

第1段階の股関節周辺の筋肉の硬直と、仙腸関節のズレに加えて、腰の骨の湾曲が強くなり腰の骨3番を中心としたズレが生じています。
腰の骨3番から出る神経は、膝に関係しており、筋肉や靱帯の弱体化を生じさせて膝痛を引き起こすと考えられます。
症状が出るまで数ヶ月かかるようです。


腰の骨3番から膝痛

●症例3

はじめに
50歳代、女性、事務仕事
慢性腰痛、両膝の痛みで来院。
病院で、ヒルアロン酸の関節内注射をしてもらったが、痛みが取れない。

・症状と結果

左仙腸関節、腰の骨3番、腰の骨前弯、両膝を調整。
2回目、13日後、腰も膝も、やや良くなった。が、腰の骨の湾曲が気になる。
いろいろ話していると、ドーナッツ座布団をずいぶん前から使っている。

3回目、21日後、腰の痛みはない。膝も歩いても大丈夫、正座も出来る。
腰の骨の湾曲が減少、仙腸関節、腰の骨3番も正常


腰椎3番周辺

●症例4 はじめに

60歳代、男性、旧公務員、グランドゴルフ、年に数回来院。
1週間前から腰が痛くて、左の膝まで痛くなってきた。

・症状と結果

股関節周辺の筋肉が、張っている。腰の骨の湾曲が強い。
ドーナッツ座布団を、3ヶ月ほど使っている。
左仙腸関節、腰の骨1番3番、左膝を調整。

1ヶ月後、あれから腰も膝も良くなった。
グランドゴルフの大会があるので、全体を診てほしい。

・あとがき

1つめの症例は、4年前、2つめは1年前の症例です。
2つともドーナッツ座布団を外し回復した症例です。

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ドーナッツ座布団で、腰や膝が痛くなったら、気をつけましょう

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