子供いすに腰掛けて腰痛、膝が伸ばせなくなった症例です。
60歳代、女性、保育園パート、年に数回来院。
お遊戯会の練習で、子供用の椅子に腰掛けていたら、 右の腰が痛くなってきて、膝が伸ばせなくなってきた。
うつむき時、右足が5mm長く、骨盤を調整。 腰の骨1番と4番を調整。 膝、股関節は問題なく、筋肉調整。
帰りには、腰も楽になり、膝も楽に伸ばせる。
膝にも症状があったので、腰の骨3番目を疑いましたが、 1つ下の4番が大きくズレて、3番目と4番目の関節が ズレて、膝が伸ばせなくなったようです。
メルマガ817号子供いす(JIS1号 26cm)に、大人が座った場合。
体と足の角度が70度で、膝や腰に負担がかかっています。
大人いす(JIS4号 38cm)に、大人が座った場合。
体と足の角度は90度で、姿勢よく足腰の負担が少ないのが見られます。
子供さんの目線に合わせるため、前屈みになったみたところ、
体と足の角度は30度になり、腰と頭の距離も離れ、腰に大きな負担がかかっているのがわかります。
屈んだり、伸ばしたり、長時間の姿勢で
腰の筋肉が痛んだり、骨盤、腰の骨のズレが生じて、腰痛や下肢痛が生じたと考えられます。
子供いすに大人が座るのは、気をつけましょう。