歩道に付いている、横断勾配が足や腰に、負担がかかるので考察してみました。
横断勾配は、道路の排水都合上、横方向に勾配が1.5〜2.0%ついています。
「人は右、車は左」とすると左足が長くなり左側に負担が多く左足や左腰の方が痛むことが多いです。
ウォーキングでは、足幅200mm 勾配1.5%とすると、脚長差は、3mmになります。(脚長差3mmは、骨盤が主に吸収していると考えられます。)
(ジョギングは、足が地面から離れるのでウォーキングより、高低差の問題は少ないでしょう。勾配による足のねじれや、衝撃力が問題になるでしょう。)
ウォーキングでは、速度80m/分、時間20分とすると、歩数にして約3.200歩になります。
脚長差3mm×3.200歩=9600mm
低い足が、9.6m、階段約40段余分を、歩いている事になります。
衝撃力は、体重の約0.8倍(ジョギングは、体重の約3倍)と言われています。
体重60kgの人で、左足48kgと右足48.6kgとなり、一歩で 0.6kgの余分な衝撃を受けていることになります。
片足は1600歩×0.6kg=960kg と ポリタンク約50本分の衝撃力を余分に受ける事になります。
臨床上、足首(足関節)、膝、股、仙腸関節に問題が、多く診られるのも、納得できます。
わずかな勾配も、知らず知らず足腰に負担がかかります。