バランスボールを椅子にしていて腰を痛めた症例を考察してみました。
10歳代、女性、学生、バスケットボール
バランスボールに座って勉強していたらだんだん左の腰が痛くなってきた。
左仙腸関節、仙骨のズレ
2回目、14日目、
この前の施療から腰は良くなりました、今日はバスケの試合で足を痛めたので診てほしい。
前に、自由なオフィスの映像で、ボールを椅子代わりにしているところを見たことがあります。
その時、腰を痛めないのかな?と思ったことがあります。
学生さんの様に、関節が生き生きしている状態でも、痛めるものだなと感じると共に、椅子の大切さを、感じました。
体は、バランスを取るために、姿勢筋を調節しています。
その姿勢の調整信号は脳とのやりとりをしています。
バランスボールに座って事務仕事や勉強をすると、仕事の情報が脳を占拠し、姿勢調整や筋肉の疲労信号、痛みの信号が判断しにくくなると考えられます。
そのため、バランスボールに座って運動するときに比べ事務仕事をしたほうが、腰を痛めやすい状況が作られてしまうと考えられます。
仙腸関節のズレだけでなく、深部にある姿勢筋が、緊張し痛みを出していました。
特に、足でバランスを取っているため大腰筋
腰の骨でバランスを取っている腰方形筋など
疲労、緊張による痛みが生じていました。
バランスボールを椅子にするときは腰痛に気をつけましょう