カイロで健康

マフラーで (--)zzz

マフラーを首に巻いて寝て、肩こりになっていた患者さんを考察してみました。

●はじめに

30才代、女性、主婦。
首痛、肩こり、右手のシビレで来院。

■症状と結果

特に頚椎の付け根(7番)が大きく前方変位をしていました。
2回目にも、頚椎が同じようにズレが発生。
そこで生活環境状況を問診すると、夜寝るときに首元が寒いので、マフラーを巻きつけるようになってから調子が悪いようです。
3回目には、肩こり、手のしびれ共に、改善しました。

▼あとがき

マフラーをやめて、襟が大きく生地が厚手のパジャマに替えました。


マフラーを巻いた側面

マフラー有り、無しで、体勢が変わるか見てみました。

頚椎を前方に押さえるような首や肩の大きな変化は見られませんでした。


マフラーを中心に首が回る

マフラーの境界が、痛めた頚椎と一致している点に注目してみました。

寝返りで首を傾けたときに、マフラーが首全体を支えてします。
支えた首の付け根の中心は、首の骨7番になります。
寝返りで、首の骨7番に負担が加わりズレが生じたと考えられます。

さらには、頚部は保温されて温かいので、温度を下げようと首を動かす外気導入の動作が多くなるのも、要因の一つだと考えられます。


冬は首を保温するために、マフラーやハイネックを使用します。
外出したり、外仕事したりする場合です。
そのまま寝具に持ち込んでしまう事が、良くないようです。

ゆったりと締め付けないパジャマに着替え、保温力の良い布団は健康な生活のために必要です。

睡眠時は、マフラーなどで首の締め付けには、気をつけましょう。

カイロで健康
「環境 首・肩」