脇まくらで寝てしまい、背中と肩首を痛めた症例を考察してみました。
40歳代、男性、立ち仕事、年に数回来院
背中と肩首が痛くて、来院
背中に腫れがある。肋椎関節のズレと周辺が腫れている。
背中の骨3番7番、肋椎関節を合わせて調整。頚椎2番5番も調整。
肋間筋など胸部の筋肉、腕も調整。
帰りには、痛みも無く、息も楽になった。
テレビを見るのに横になって肘をついて見ていました。
脇に座布団を折り曲げてまくらにしたら楽なのでそのまま寝てしまい、
起きたら、背中と肩首が痛くて首が動かない、息がしにくく、少し経ってマシになったがすっきりしなくて来院されたそうです。
見ているときは、背骨が曲がっていますが、寝るときは、背骨はのびて寝ます。
その後、寝がえりで、仰向きになり、普通の寝る体勢になれます。
肘をついてテレビを見ているときは、背骨のカーブもゆるく楽な体勢です。
しかし、そのまま寝てしまうと、首が垂れ下がり、胸部が曲げられます。
その力が、肋骨に加わり、背骨とのつなぎ目である肋椎関節にズレや腫れを生じさせてと考えられます。
また、寝返りをしようとしても、脇まくらに乗り、体が反りくりかえり背中を痛めることになります。
脇まくらで、寝てしまわないように、気をつけましょう