カイロで健康

机下のプリンター

机下のプリンタを、見ている姿勢で、腰痛になった症例です。

●はじめに

50歳代、女性、小売業。
2日前にギックリ腰。病院でレントゲンは異常なし。
腰、足の痛みが、続いているので、友人の紹介で来院。

■症状と結果

左仙腸関節、腰の骨5番のずれ、背部、臀部の筋肉の炎症。
2回目(3日目)、右の臀部が痛む。腰は楽になった。
3回目(9日目)、少しだるい程度。施療完

▼あとがき

初検時に、右背部の筋肉が、炎症しているので、「何かしましたか??」
「事務所のパソコンを買い換えた時に、プリンタがじゃまになるので机下に移動しました。
最近、チラシ作りで、のぞき込んでいるときから、痛くなってきた。」
早々、プリンタを台の上に移動してもらいました。


左足下をのぞき込む動作

椅子に腰掛けた状態で机左下のプリンターを、のぞき込む動作を再現してみました。

のぞき込むと頭部は、体の中心から30センチ離れ倒れそうになるため、無意識に右手や左足を補助に使って体を支えます。
この姿勢は、首や腰に負担が大きくかかっているのが感じられ姿勢が悪いのを自覚できます。

右腰背部の筋肉が、身体を支えているのが見られます。
この姿勢が、続くと筋肉の疲労が増え関節もズレが生じると考えられます。


筋肉疲労場所

のぞき込む体勢は、思い頭部を支えるため首の骨のズレや、首、肩の筋肉痛も生じます。

傾いた上半身を、腰部が支えるため腰の骨、仙腸関節のズレや、腰部の筋肉や、左足の筋肉が疲労し筋肉痛も生じます。


プリンターは思いの外に場所を取ります。
紙の出し入れを考慮すると広いスペースが必要です。
そのため机の下にプリンターを置いてしまう症例は、何件もあります。

職場の移動や変更で机上の置き場が少なくなると、ついつい足元プリンターを入れてしまうようです。

机の下は、足腰のため、広いスペースを取っておくのがおすすめです。

机下をのぞき込む動作が無いようにして、楽しく事務仕事をしましょう。

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「環境 足腰」