カイロで健康

いすで体操

いすで体操していて、背部痛、腰痛になった症例を考察してみました。

●はじめに
20歳代、女性、学生
背中、腰が痛くて最近は頭痛がする。

■症状と結果
左仙腸関節、腰の骨5番、1番、首の骨1番のずれ
関節を調整、低周波使用で、帰りには、改善

▼あとがき
食卓テーブルで、いすに座ってダイエット体操していたら、悪くなったそうです。


椅子に座った時の回転角度
いすに座って後ろを向く体操をしてみます。
真横の位置から後方へ15度程度しか首は回転できません。
それ以上後ろに回そうと体操すると、体全体(背骨全体)を使って回転する動作になります。

背骨の部位別回転角度

体全体を回転させようとすると、腰の骨は回転が苦手な構造ですし、骨盤はいすの座面で固定されているので、背中の骨が主に回転することになります。

回転する背中の骨と、回転できない腰の骨との境目である 背中の骨12番に負担が集中し、ずれが生じます。(臨床では、腰の骨までずれが診られることが多いです。)


背中の骨12番と腹斜筋、腹横筋
背中の骨12番は、肋下神経や腸骨下腹神経が出ています。筋肉支配は腹斜筋や腹横筋です。
(腰やお腹が、ドーンと重いと言う 表現をされる患者さんもあります。)

背中の骨12番と腸、腎臓
背中の骨12番の交感神経は、大腸や腎臓に行っていますので、なんらかの影響を与えていると考えられます。

いすに座っての体操は、足が悪くても立たなくてよいし、背もたれをつかんで補助できるので、高齢の人が行ってしまう体操です。

しかし、いすは設計上、体が安定する様に作られています。つまり体が安定しているところに、体操をして動かすことに問題があると考えられます。
特に手で背もたれをつかんで無理にねじったり、背もたれにもたれてそりくりかえったりする動作は、背骨を痛める原因です。特に高齢の人は、脊柱など骨が変形してもろくなったり、動く範囲が狭くなっていきますので注意が必要です。

・・・体操は、いすから立って全身で無理のない運動にしましょう。・・・
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