カイロで健康

めがね型 座布団

めがね型座布団で腰痛になった症例を考察してみました。

■はじめに
50歳代、女性、主婦
慢性の左腰痛、肩首痛
鍼、マッサージ、整体に通っていたが、その時楽になるが、また元に戻る。友人の紹介で来院。

・症状と結果
うつむき時、左足が5mm短い、左仙腸関節調整。
腰椎5番、3番、股関節の緊張
胸椎5番これが前方変移、頚椎2番も大きなズレ

2日目、5日後、肩首は楽になった。腰は、少し楽になった。
初診と同じように、うつむき時、左足が5mm短い。
腰椎5番、3番も同じようにズレているし。股関節も緊張している。
初検で、「元に戻る」のは、やはり、環境が影響している。
お話ししていると、回転食卓椅子。めがね型座布団を使用している。

3回目、13日目、腰も楽になった。
両足がそろい、腰椎のズレも、3番がわずかなズレに改善。
腰椎3番、全体を調整して施療完。


腰椎5番、3番のずれ

・あとがき
初検時に、「元に戻る」と言われていたので、環境ではないかと考えていましたが、1回様子をみました。
2回目には、確信をもってお話しできました。
過去に子宮筋腫の手術があるので、腰痛は良くならない上手につきあって行きなさいと言われたそうで、腰痛グッズなど使い、半ばあきらめていたようです。

めがね型座布団は、最近、時々見受けられます。
股関節がねじられて、お尻や、足がだるいなどの症状が出ることがあるようです。

・・・メルマガ714号より・・・


大腰筋と梨状筋

めがね型座布団は、座ったときに左右の座骨が座面に当たり体を支えます。
その左右の座骨を、包み込むようにめがね型形状を持った座布団です。

円座、きのこ型、ドーナッツ型は、足や膝が痛くなっています。
なのに、今回の症例は、足の痛みではなく、腰が痛い症状でした。

よくよく考えてみると、股関節の緊張は、いつもの梨状筋や近接する筋肉群だと思っていましたが、座っているときに厚い殿筋に守られているので違う筋肉ではないかと疑って触診すると、小転子周辺に硬直がありました。

たぶん、小転子付近が圧迫を受け、大腰筋が緊張することで腰の痛みを出していたのではないかと考えられました。
大腰筋は、腰椎の前側に付着しているので、腰が伸ばしにくい症状と合います。
腰椎のズレている部位も、付着部位と合っています。

さらに、大腰筋は、大きな筋膜に包まれているので、小転子の圧迫により筋膜自体にも痛みが生じていたのではないかと考えられます。


円座とめがね型座布団
骨盤を下方から見た状態

なぜ、めがね型座布団が大腰筋を緊張させてしまうのか、円座型と違いから、考察してみました。

椅子では、座布団は背もたれ側に当たるように置かれます。
その上に腰掛けた状態を再現してみました。

めがね型座布団は小転子と座骨に挟まれて、小転子に着いている大腰筋が局所圧迫され腰痛が生じていたのではないかと考えられます。


円座とめがね型座布団
骨盤を下方から見た状態

円座を、尾骨に当たらないような、普通の使い方をしてみました。

円座でもめがね型座布団と同じように小転子と座骨にはさまれ、同じような症状を生じさせていたのではないかと考えられます。
円座の症例を見てみると、足や膝だけでなく、やはり腰も痛みを訴えていました。

・・・ 変った形状の座布団は、腰痛の原因かも ・・・
カイロで健康 「環境 足腰」 へもどります >>