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痛みどめ

腰痛に、痛みどめを使用していて、足のシビレに進行してしまうことがあります。
臨床現場では、回復に時間がかかってしまう事が、多いので考察してみます。


受傷

1.受傷

この時点では、腰部の痛みは、筋肉が出しています。
筋肉が出した痛み信号は、脊柱を伝わり脳は腰が痛と感じます。

痛みは、体の防御反応ですから、脳は痛みによって、安静をうながし、組織の回復をはかろうとします。

筋肉の炎症だけですと、関節調整・アイスパックなどの施療をすることで数日後には回復します。


痛みは消えているが、患部は限界

2.痛みどめの使用

塗るタイプ、飲むタイプなどの痛み止めは痛みを感じる原因物質を抑えるので腰は痛いはずなのに、脳は痛みを感じにくくなります

この時、痛みが軽減しているので、安静、冷却、湿布と合わせて関節の調整、筋肉の調整をすれば、スムーズな回復が望めます。

しかし、痛みが軽減したので治ったと思い、仕事を続けたり、運動したり、温めたり、もんだり、すると悪化してきます。


シビレまで悪化

3.悪化

筋肉は炎症部位が広がり保持力が低下して、仕事や運動で関節を支えきれなくった靭帯までが炎症してきます。
その周辺の神経に発痛物質が影響して、しびれが出たり、筋肉や靱帯がより強い痛みを出すようになります。

シビレまで進行しますと、回復には数週間から数ヶ月かかってしまいます。


痛み止めで、がまんして仕事をしてしまうのは、本能的に力を出し切ってしまう男性が多いです。
また派遣社員さんや契約社員さんは、仕事を休む事自体がマイナスになってしまうので、痛みをがまんしてしまいます。
悪化させてより多くの日数を失ってしまう結果になる事も多く見られます。

最近のお薬は、特によく効いて、痛みが抑えられるので、悪化する症例が増えています。
冷湿布やスプレーは強い痛み止めの入ってない物を、おすすめします。

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