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ふと人の気配に気が付いた。 向こうでおばちゃんが農具を持ってやって来る。 お腹が減っていたとは言え、私のやったことは泥棒だ。 あのおばちゃんが頑張って作った野菜を私は自分勝手に食べた。 そう思うと、身体がこわばった。 「あんた、なにやってんの？……またぎ？女の子？」 気が付くとおばちゃんは私の目の前まで来ていた。怖かった。 震えながら私は土下座をして、誤り続けた。 「ちょっと、あなた。どうしたのよ？……うわっ！くさっ！！」 そう言えば、長い間お風呂に入ってなかった。でも、女の子に向かってひどいなぁ。
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