「山の中でひとり」 第47話
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「もう、いいから。えっと、ちょっと、あなた、どこの子?」 感情が昂ぶって泣き続ける私におばちゃんは何とか落ち着けて話しかけようとした。 それがさらに私を泣かせた。声にならない。 「あー、もぅ。ちょっとこれ、たべ」 そう言うと無理矢理おばちゃんは無理矢理何かを私の口の中に入れた。すごく甘い。アメちゃん?びっくりして顔を上げる。 「落ち着いた?落ち着いたら話を聞きなさい。…この辺のおじょこか?」 私は首を振る。 「おなかが空いてたの?」 私はうなずく。 「ウチの野菜は美味しかった?」 私はうなずく。 「じゃぁ、ウチに来なさい。大分、早いけどお昼にしましょう。きまりね。」 私にかまわず、強引におばちゃん話をつづけた。 「でもその前にお風呂ね。非道い臭いよ。女の子がそんな汚い格好してちゃダメよ。」
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