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チーズを食べたときから、私の体調は劇的に回復した。 最後のチーズ。 もう助かることのない私のために消費された最後のチーズ。それはどこかで誰かを救えたはずだったチーズ。 必死でおじさまがたどり着いたそのチーズの持ち主が提示した交換条件は、私をつかってチーズの材料を作ること。
私が求めたもの。
多分、本当だけど嘘だ。あの時、私は多分こう思った。 チーズを私の前に差し出したおじさまの苦悩を思う。最後の選択を私に委ねるまでに、一体、どれほど苦しんだのだろうか。優しい人だから、とても心が痛む。
そして体に丸みが戻ってくると、私は乳首を切り落とされた。そうやって、すこしずつ私は切り崩されていくらしい。 |
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