fdaf5b4887-1273569824.png 「私…、おじさまに嫌われちゃったと思ってました」
「私がシェーブルを嫌うわけ無いじゃないか」
 おじさまの目が優しく私を見つめる。
「私の大事な大事なシェーブル…」
 嬉しい。
 全身の力が抜けていく。
 最後の最後におじさまの愛情をちゃんと感じることが出来た。
「だから最後にもう少しだけ、がんばれるかい?」
「もちろんです。私、頑張ります!」
 だから、頑張らなきゃ。おじさまのために頑張らなきゃ。

「どうして?どうして、そんな顔できるの?
 こんな素直な子相手に、どうしてそんな顔できるの?
 ねぇ。お願いだから…、お願いだから私に気づいて。お願い…」

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