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不安で一杯だった。 だからおじさまがドアを開けてくれた事が嬉しかった。 他の人だったら泣き叫んでいたかもしれない。 おじさまは私を優しく抱きしめてくれた。 「私汚いから…」 そんな言い訳をして逃げようとするおじさまは逃がさない。 「辛かったろう、ごめん。私の可愛いシェーブル」 優しいおじさま。 「よく頑張ったね。君のことを誇りに思うよ。大好きだ」 優しくてキレイな瞳。 おじさまの言葉が私の中に染みこんでいく。満たされていく。 震える手で私はおじさまを抱きしめる。 おじさまが私をさらに強く抱きしめてくれた。 嬉しい。 おじさまのためならどんなことにだって耐えられる。 |