fdaf5b4887-1274282749.png   アンモニアの強烈な臭いで私は気を取り直した。
 咳き込み痛みに喘ぐ。
 出口を縛り上げられた内臓。
 いくつかのガラス玉を飲まされる。
 胃をしごいてガラス玉を内臓に落とすと入り口を縛り上げられた。
 何度も気絶しては、その度に気付けをかがされ続けた。
 歯を食いしばっていたせいで奥歯が少し砕けた。
 息をするだけでも痛い。
 視界がぼやけて何も分からない。おじさまは何処にいるんだろう…
 がんばらなきゃ。
 まだ、私。がんばれるから。

「頑張らなくていいから…。もう、大丈夫だから。
 もう帰っちゃった人のために頑張らなくていいから…。
 お願いだからもう早く死んで…」

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