今年の県内路線価　宅地平均７．８％下落
７税務署管内　最高価もすべて下がる

　国税局などが２日に発表した２００４年分の路線価で、県内では７税務署すべての管内の最高路線価（１�uあたり）が、前年を１０年連続で下回った。標準宅地の平均路線価も１２年連続で前年より下がった。ただ、ともに下落率は前年より縮小しており、大津税務署は「需給バランスが改善し、下げ止まり感も出てきた」としている。
　贈与税や相続税を算定する際、基準となるのが路線価。県内最高路線価はＪＲ草津駅東口広場（草津税務署管内）の２３万５０００円で、７年連続のトップ。しかし、前年を３万円（１１．３％）下回り、最高路線価としては１３年連続の下落となった。
　税務署間で比較した場合、最高路線価がもっとも低かったのは今津税務署管内のＪＲ安曇川駅前東広場（５万８０００円）。前年比７０００円（１０．８％）のマイナスだった。
　草津、今津以外の各税務署管内の最高路線価と下落率は、
　・大津／ＪＲ大津駅前通り　２１万円（１０．６％）
　・彦根／ＪＲ彦根駅前　１４万５０００円（１４．７％）
　・長浜／ＪＲ長浜駅前　１２万円（７．７％）
　・近江八幡／ＪＲ近江八幡駅前広場　１２万５０００円（１３．８％）
　・水口／水口町本綾野の県道大野名坂線　７万２０００円（１０％）
　下落率そのものを前年と比較すると、今年は８．４〜０．２ポイント改善した。
　標準宅地の平均路線価は４万７０００円。前年を４０００円（７．８％）下回ったが、下落率は１．１ポイント縮小した。

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