大気関係第一種公害防止管理者

1. この資格は、特定工場における公害防止組織の整備に関する法律に定められている国家
資格です。

2. 公害とは、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる大気の汚染、水
質の汚濁(水質以外の水の状態又は水底の底質が悪化することを含む)土壌の汚染、騒音、
振動、地盤の沈下(鉱物の掘採のための土地の掘さくによるものを除く)及び悪臭によって、人
の健康又は生活環境に係る被害を生ずることをいう。(環境基本法)

3. 大気関係公害防止管理者の任務 
  特定工場の公害防止に関する次に掲げるもの
 @使用する燃料または原料の検査
 Aばい煙発生施設の点検
 Bばい煙発生施設において発生するばい煙を処理するための施設及びこれに付属する設 
  備の操作、点検及び補修
 Cばい煙量またはばい煙濃度の測定の実施およびその結果の記録
 D測定機器の点検及び補修
 E特定施設の事故時における応急の処置の実施
 Fばい煙に係る緊急時におけるばい煙量またはばい煙濃度の減少、ばい煙発生装置の使
  用の制限その他必要な措置の実施

3. 大気関係の工場の種類と公害防止管理者の種類
 
特定工場の種類
 必要な大気公害防止管理者の資格
排出ガス量(時間当たり
有害物質の有無
4万立方メートル以上
あり
   第一種
4万立方メートル未満
あり
   第一種、第二種
4万立方メートル以上
なし
   第一種、      第三種
4万立方メートル未満
なし
   第一種、第二種、第三種、第四種
 
 特定工場においては、 大気関係公害防止管理者を適切に選任することが求められてい
る。

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