財団法人  糸賀一雄記念財団 財団法人  糸賀一雄記念財団 〒5203111 滋賀県湖南市東寺四丁目1-1
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 設立趣意書
 滋賀県においては、我が国の戦後の障害福祉の草創期に、故糸賀一雄氏を中心として、昭和21年に知的障害児等の入所、教育、医療を行う近江学園が設立され、以後、西日本で最初の重症心身障害児施設「びわこ学園」や知的障害児者施設の建設、「障害の早期発見・早期対応」の乳幼児検診システムの確立などが図られるとともに、これらの施設において、障害福祉を支える多くの人材が養成され指導者として全国に送り出されるなど、全国の先駆けとなる活動が行われてきた。
 また、こうした動きに触発されて全国各地から集まった福祉関係者により、糸賀一雄氏亡き後もこれまで、グループホームの制度の源となった「生活ホーム」の創設、地域療育事業の全県的整備、人口比で全国一の設置数となっている共同作業所の整備など多種多様な取組みが展開されてきた。
 今日、こうした展開をふりかえってみた時、近江学園の創立の精神やその後の実践を通して積み上げられた多くの有形無形の貴重な財産は、現在においても滋賀の福祉において数多く引き継がれている。
 近年、障害者基本法の制定や障害者プランの策定など、施策の一層の推進に向けた枠組みが整備される中で、障害者の福祉は確かに新しい時代を迎えつつあるが、障害者やその家族が生涯にわたり安心して生活することができる福祉社会を実現するためには、次代において障害者の福祉を支える有為な人材の発掘・育成・奨励を図ることこそが今求められている最も重要な課題である。
 このような中で、本年度は、近江学園創立50周年の節目の年であることから、この機会に、障害福祉の分野で生涯を捧げられた糸賀一雄氏の思想と取組みを新しい目で見直し、次代に引き継ぐ取組みを進めるため、「糸賀一雄記念財団」を設立し、障害福祉の分野で顕著な活躍をしている者の表彰を中心として、障害者の福祉の向上のための啓発・研修、調査・研究等の諸事業を行うことにより、今後の滋賀の福祉の発展と人づくり・意識づくりを図り、ひいては、障害者やその家族が生涯にわたり安心して生活できる福祉社会の実現に寄与しようとするものである。
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