高島トレイルを歩く T (愛発越〜黒河峠) |
【実施日】平成20年5月4日(日) 今回歩いたGPSルート 【天 候】快晴 【行 程】国境スキー場---乗鞍岳北尾根---乗鞍岳---電波塔---芦原岳---猿ヶ馬場---黒河峠 【タ イム】 9:10 10:45 11:45 12:10 70(昼食)14:30 15:20 15:50 【走行距離】 8.2km |
![]() 昨年地元の中央分水嶺高島トレイルが、日本トレイル協会の認定を受け、高島市がこのトレイルを全国に発信することになった。全長80Kmということで、1回平均10Kmを目標に8回で全行程を制覇できると考え、4月からスタートすれば、月1回のペースで、11月に完歩できる。そんな構想を練っていた。そして今年、4月はあいにく予定が詰まってしまったので記念すべき第1回は、GWの中日の4日に実施することになった。 ![]() ![]() スタートポイントには9時前に着いた。本来の愛発越は、県境をかなり福井県側に入ったところのようなので、昨秋乗鞍岳へ登った時と同じ国境スキー場のゲレンデからスタートすることにした。 今日も天気は快晴のためかなり暑くなりそうな気配だ。雨が降っては困るので、天気が良すぎるのを感謝しなければと思う。しかし、ゲレンデの登りはけっこうきつく、それだけで汗が噴いてきた。ゲレンデ終了地点には「高島トレイル」と読める黄色のテープが木に貼り付けてある。これは全コース行程中、目印としているようである。それはありがたい目印だ。 尾根に取り付いてからは、歩きやすい道となり、早速ブナ林が出現する。花も紫色のスミレや黄色のスミレ、イカリソウやチゴユリの可愛い花が見られた。 間もなく90度左に折れ、乗鞍岳北尾根に入っていくとカタクリの花がボツボツと現れてくる。乗鞍岳周辺はカタクリの群生地と昔聞いたことがあるのだが、今年は花数はそんなにも多くはない。白い樹木の花は、オオカメノキのようだ。そして、尾根道のすぐ脇にタムシバの樹が現れる。タムシバはこの辺りの山域でたくさん見られる樹の花で、まだ香りの良い真っ白い花を付けている。やがて左手前方に琵琶湖がそして竹生島がぼんやりと望める。間もなく乗鞍岳に到着する。ここが第一のポイントとなっているので、三脚で証拠写真を撮る。 ![]() ![]() 電波塔の横を通りすぎまた気持ちのいいブナ林へと入って行く。このあたりのブナは細いブナで、樹皮の色が白い。登山道の脇にはトクワカソウ(イワウチワ)の群生が見られるのだが、花は終わってしまったようで、葉っぱばかりで、やっと花を見つけて写真におさめる。 ![]() ![]() このあたりから急な下り道となる。そして道の左手に小さな紫色の花の小群落を見つけた。どうやらヤマエンゴサクのようだ。道は再び右へ90度折れ曲がり、送電線の張り替え工事をしている人たちの間を通り抜けると、またまた気持ちのよいブナ林地帯へと入ってきた。このあたりが、猿ヶ馬場というところだろうか。入り口のところでオオイワカガミとツクバネソウが並んで咲いているのを見つけた。 ![]() ![]() ![]() 高島トレイル第1回は無事終了したが、今回の走行距離は8.2Kmということで、平均値より短い。その割にはかなり疲れた。こんなペースで完走できるのだろうか。やはり次回からは車のデポが必須となろう。 |
![]() |
![]() |
![]() |
フイリシハイスミレ | フモトスミレ | カタクリ |
![]() |
![]() |
![]() |
ニシキゴロモ | オオバキスミレ | オオイワカガミ |
![]() |
![]() |
![]() |
オオカメノキ | シハイスミレ | タムシバ |
![]() |
![]() |
![]() |
タチツボスミレ | チゴユリ | トキワイカリソウ |
![]() |
![]() |
![]() |
トクワカソウ | ツクバネソウ | ヤマエンゴサク |