高島トレイルを歩く Z (与助谷山〜オニュウ峠)
【実施日】平成20年11月3日(月)             今回歩いたGPSルート
【天  候】曇り
【行  程】木地山集落---与助谷山-----桜谷山-----木地山峠---百里ヶ岳---根来坂---オニュウ峠
【タ イム】 9:25       10:40    11:45(昼食)12:40 13:00    14:10    15:30    16:10
【走行距離】 7.8 km
 
 前週に続き2週続けての高島トレイル歩き、この時期は毎週でも山に入るのは苦にならない。今年の紅葉は遅れぎみなので、今回の方がきっと山々の彩りは素晴らしいのではないかという期待がふくらむ。

 今回のコースは、前回下山した木地山集落から与助谷山へ取りつきそこがトレイル上のスタートとなる。下山地はオニュウ峠となり、そこに2台の車をデポしておかねばならないのでかなり朝は早起きが必要となった。、

 参加メンバーは、前回参加の大阪の女性とその友人、久々に姫路の女性、常連京都の女性、我が地元の会からも女性が一人参加で、総勢7名と今までで一番の大所帯での山歩きとなった。


 オニュウ峠に車を置き、JRの安曇川駅に姫路と京都の女性を迎えに行き、車で来た大阪の女性2名について来てもらって木地山集落の出発は9時25分となった。まずまず予定通りである。

 前回下った与助谷山への尾根道を今度は7名で登る。やはり1週間で紅葉はかなり進んでいた。手前のブナ林も素晴らしく紅葉していて、厳しい登りも苦にならず、タイムも順調だった。

 与助谷山で小休止をして、次の桜谷山までは尾根道歩きで快適だった。途中に百里ヶ岳を綺麗に望めるスポットがあった。天気はやはり曇っているが、前回のように合羽を取り出す必要はなさそうだ。ただ何時かこの辺りで採った「ナメコ」が全くなかった。3連休の最終日だし、みんながもうたくさん採ってしまっているのだろうか。

 桜谷山で少し早い昼食をとった。ここからの眺めもすばらしく、琵琶湖側の山々が望めた。もう少し天気がよければ文句はなかったのだが。逆方向から来た別グループの男性二人もここでお昼をしていたが、どうもそのうちの一人が、この辺りの山々の頂上に山の名を刻んだ標識を取り付けている方のようだった。

 食後は桜谷山から木地山峠へ一気の下りだった。久しぶりに来た木地山峠のお地蔵さんはなぜか綺麗になっていた。高島トレイルが整備され、ここを訪れる人が多くなって、お化粧直しをされたのだろう。それにしても趣のある峠だ。その昔は古人の往来がどれほどあったのだろうか。

 峠から百里ヶ岳までが本日一番の登りと覚悟はしていた。最初は植林地の歩きでおもしろくなかったが、頂上近くになると、細いがまた素晴らしいブナ林が現れてきて、疲れはほとんど感じることはなかった。頂上付近は、かなり広々としていて、これもトレイルの整備で見通しの良くなるよう伐採されたようだ。何時かは見られたのだが、今日の天候では、残念ながらさすがに白山までの眺望は無理であった。

 百里ヶ岳からの下り道もブナ林の中を激下りする。間もなく百里新道の分岐に着く。ここを少し行ったシチクレ峠から、2年前に南谷を下って木地山集落へ戻った事を思い出した。あの道はかなり荒れていたが、今はどうなっているのか。今回は右にコースをとり、根来坂へと向かった。

 根来坂も木地山峠以上にたくさん古人が往来したのだろう。「京は遠うても十八里」という古びた標識には、歴史の趣を感じずにはいられない。そしてここにある1本の地衣類と苔で覆われたブナの古樹はいったい何人の往来を見てきたのだろう。お地蔵さんに頭を下げて出発する。間もなく本日のトレイルも終点へと向かう。

 オニュウ峠手前の尾根は素晴らしいビューポイントだった。琵琶湖側だけでなく、日本海側も全部見られた。ここまで順調だったコースタイムもここでしばしスローになった。ここから眺めていると山々が見事に紅葉しているのがすべて見渡せた。

 最後に林道に下りて少し登り返すと車を置いたオニュウ峠へ着いた。4時を少しまわったところ。だいたい予定どおり、今日も気持ちよく快適なトレイル歩きができた。遠方からの客人も喜んでいただけただろう。1週間で進んだ紅葉とブナ林、素晴らしかった。
 コースで出会った花々と実、キノコ
サワフタギ(実) カナクギノキ(実) ナナカマド(実)
ウリハダカエデ(実) スッポンタケ フメイタケ
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