福寿草の咲く霊仙山へ

【日 時】 2003年3月30日(日)
【行き先】 鈴鹿山系、霊仙山
【コース】 駐車場所−登り口−近江展望台ー南霊岳ー霊仙山最高点ー南霊岳ー霊仙山最高点ー近江展望台ー駐車場所
【天 気】 晴れ
【メンバー】 シャラ単独
【コースタイム】
  駐車場所   10:10
  登り口    10:30
  近江展望台  12:30
         13:10
  霊仙山最高点 14:15
  近江展望台  16:00
  駐車場所   17:30
  
  

 毎年この時期は、スプリングエフェメラルの花々を求めて歩いている。3月2日にこの近くの権現谷へミスミソウとフクジュソウを求めて訪れていたので、今年のうちにまだ登ったことのない霊仙山を一度こちら側(西南尾根)から登ってみようと思っていた。
 3月30日(日)、天気も最高なので、家を出るのは遅くなってしまったが、霊仙山への登山を決行することになった。

   
 
前回、河内風穴のところから右に権現谷に入ったところを、今回は左へ入って少し行ったところの空き地に車をデポした。そこから登り口まで少しあったが、その付近には20台くらいの車が既に停まっていた。少し登ったところに、さっそくフクジュソウが咲いていた。後で尾根で見たものに比べると花の色が薄く、丈が長かった。一汗かいて小休止しながら写真を撮るのに良いタイミングだった。

    
 
さらに登っていくと、登山道の道ばたに、白い清楚な花が見られる。ミスミソウだ。今の時期ほとんど花がなく、寂しい山歩きだが、この清楚な花が慰めてくれる。しばらく行くと、視界が開け、前方にこれから登る近江展望台のある尾根が現れる。かなり急な登りだが、この途中にもミスミソウがたくさん咲いていて登りの辛さを和らげてくれる。

    
 
この急な登りを登り切ったところが近江展望台と表示されていて、前方に霊仙山に至る長い尾根道が続いている。右側には、谷を挟んで鈴北岳、御池岳、藤原岳とつづく鈴鹿山系の山々と思われる山が見られる。ここで、お昼をかなり過ぎてしまったので、弁当を食べる。時間がないので、早々に出発すると、尾根筋に見事に黄金色のフクジュソウが咲き競っているではないか。思わず写真を撮りまくる。ほんとに綺麗だ。藤原岳の福寿草と比べても遜色はない。

    

 この写真撮影に時間を費やしてしまって、少々急いだのがいけなかったのか、記録写真用に愛用しているデジカメをケースに入れたまま落としてしまった。霊仙山の最高点の所まで来てそれに気がついた。取り敢えず、一眼レフで証拠写真を撮ってもらい、落としたと思われる南霊岳付近まで探しながら戻ってみたが見つけられない。再度最高点まで探しながら歩いたが、やはり見つからなかった。そんなに小さな物でないので、見つけられると思ったが、結局ダメだった。谷にでも落ちてしまったのだろうか。

   
 だいぶ時間をロスしたので、同じ道を下るしかなかった。近江展望台で既に午後4時となっていた。あれほど多くいた登山者はもう誰もいなくなっていた。悔しいが、残った一眼レフのカメラで山の写真を撮って急いで下った。駐車場のところに着いたのは、既に5時半だった。花も見られたし、天気も最高だったが、紛失した物があり悔しい山行となってしまった。