明日香村から談山神社へ//棚田と彼岸花//

【日 時】 2004年9月23日(木)
【行き先】 明日香村から談山神社
【メンバー】 囲炉裏のメンバー家族14名
【コース】 稲渕−御破裂山−談山神社
【天 気】 晴
【コースタイム】
  稲渕  10:00
  御破裂山  14:00 
  談山神社  15:00 
  

※コースタイムはアバウトです。









春の枝垂桜とカタクリ以来、囲炉裏のこまくささんが主催されている花旅シリーズのハイキングに久しぶりに参加した。参加メンバーは14名で私の家内も参加させてもらった。今回の目的の花は、彼岸花。そして明日香村の棚田の風景ということだった。かねてからこの辺りのコースを一度歩いてみたいと思っていた。

        
心配された天気は良かったが、風がなく蒸し暑い一日となった。近鉄の飛鳥駅前に9時集合。そこから100円のバスで稲渕まで。ここでは「かかしコンテスト」が行われていて、工夫をこらしたおもしろいかかしが稲穂が色づいてきた棚田の道筋にたくさんすえつけてあった。

        
目的の彼岸花は残念ながら終わりかけといったところだった。それでもまだ朱色の花を咲かせている株も残っていた。棚田の風景も素晴らしく、初めて歩く飛鳥路もいいところだと思った。

        
稲渕から御破裂山への登り口までは、少し登りのアスファルトの車道で、蒸し暑いのでけっこうきつい。途中には植えられたものかもわからないが、白い彼岸花も咲いていた。そして登り口の沢筋に綺麗な紫色の花を見つけた。大きな花びらのツリフネソウだった。

        
時刻もちょうど12時になった頃、神社の近くの広場でお昼にすることになった。今回は寄せ鍋をすることになっていて、参加者が思いつく材料を持ち寄った。ホタテ、エビ、鴨肉、つくね、キノコ、白菜、さといも、ネギ、エノキ、等々さらにはうどんやご飯まで素晴らしい材料が出そろった。

        
2時間ほどかけてこの鍋料理をいただいた。山でこのような美味しい料理をいただけるとは。みんな大感激であった。最後にうどんやご飯の雑炊までいただいた。

        
長く楽しい昼食タイムの後、山の頂上へ向かった。この山の付近には、思いもかけないほどいろいろ植物が見られた。ツルニンジンがきれいに咲いていた。しかもたくさんの株があった。このような山で見られると思わないモミジガサも白い花を咲かせていた。

        
そしてなんと言っても珍しいツチアケビがウィンナソーセージに似た果実になっていた。何年か前に芦生の森で見て以来ほんとに久しぶりにこの花に出会うことができた。それも立派な株だった。 

        
頂の近くから明日香村の全景が眺められた。少しもやっているが、素晴らしい眺めだった。

        
ここから終着点の談山神社までは下りですぐだった。この神社もいわれがあり、趣のある社だ。また、紅葉の樹木が多く、晩秋の紅葉はさぞ素晴らしいことだろう。またその頃に訪れてみたいところだ。

        
長い石段を下って桜井駅までのバス乗り場に向かった。時刻はまだ3時をまわったところだった。歩いた距離はそれほどでもなかったが、なぜか暑くて、持参したほかにここでもビールを買って、それがまたうまい。桜井駅で少し反省会をして解散となった。
適度な距離のハイキングで、彼岸花や棚田の素晴らしい風景と美味しい鍋のお昼、珍しい花にも出会えて楽しい一日だった。



    

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