夏山トレーニング 真夏の赤坂山へ


【日 時】 2005年7月18日(月)
【行き先】 赤坂山
【天 気】 晴曇り
【メンバー】 シャラ単独

【コース・タイム】
 黒河林道入口     9:20  
 黒河峠         10:20
              10:35
 明王の禿        12:05
               12:45
 赤坂山         13:05
 粟柄峠         13:25
 ブナの木平      14:10
 マキノスキー場    15:00



 この夏に予定している夏山登山のためのトレーニングを兼ねて近くの赤坂山を登ってきました。この山、春はカタクリやイワウチワが咲き誇る花の名山ですが、夏は尾根にある湿地にキンコウカが咲くことで有名です。ところがその花はもう終わっていました。それよりも何よりもこの日はとにかく暑かったです。持って行った2リットルの飲料を全部飲み干してしまいました。


 登り口は黒河林道入口、そこまで車で送ってもらいました。赤坂山は何度も来ているのですが、林道入口から歩くのは初めてです。歩き始めてすぐ、嫌いな蛇やお猿さんに遭遇しました。黒河峠まではコースタイムどうり1時間で到着しました。手前のブナの木には美味しそうな実を付けていました。今年はほんとに豊作の年のようです。また峠にはクマシデの木がたくさんあり果穂を付けていました。

 黒河峠からが本格的な登りとなるのですが、すぐにキンコウカやカキランの見られる湿地があり、見に行ってみましたが、キンコウカは終わっており、カキランは生育が悪いのか可愛らしいのしか見られませんでした。

 尾根道の湿地に見られるキンコウカも残念なことに終わっていました。1.2週間遅いのでしょう。他の花も見られるものは少なかったのですが、ナツツバキ(シャラの木)の花が地面にたくさん散っていたので上を見上げたらまだたくさん花が咲いていました。私は個人的にこの花が好きなので、ハンドルネームにも使っています。我が家の庭にもこの木を植えていて毎年梅雨の頃に咲くこの花を楽しんでいます。

 自然に咲くこの花に出会えたのは久しぶりです。望遠レンズ付きのデジカメで良かったと思いました。ここまで誰にも出会わなかったのですが、水場のところで小休止している団体さんに出会いました。後でわかったのですが、この団体さんは、近江山歩きの会の例会でキンコウカを目的にこのコースを選ばれたようです。

 途中三国山への分岐がありましたが、そちらへは寄らずに進んでいきました。道の両側に、春にはたくさんの花を咲かせるであろうイワウチワ(トクワカソウ)の群生がみられました。そして進んで行くと急に視界が開けていきました。明王の禿といわれる岩場が視界に飛び込んできました。

 明王の禿は日当たりがいいのですが、風通しもよく、大休止してここでお昼にしました。その間、ここで近江山歩きの会の団体さんには先に行っていただきました。逆に赤坂山方面から下って来る方にも何組かここで出会いました。こんなに暑い夏山でもこのコースを楽しんでいる人がいるようです。

 近江山歩きの会の方々が赤坂山に向かって登って行かれるのを眺めながら私も出発しました。そしてまた皆さんと赤坂山頂上でいっしょになりました。会の皆さんの集合写真を撮ってあげて、代わりに私も頂上の標識のところで琵琶湖側をバックに証拠写真を撮っていただきました。
 赤坂山では記念写真だけにしてすぐに下りました。間もなく粟柄峠の標識のある分岐点へ。ここは5月21日に大谷山方面から縦走したときにも通ったところです。2ヶ月後に再び歩くことになるとはこの後は、そのときと同じく、ブナの木平を経由してマキノスキー場へとくだりました。
 そしてマキノスキー場到着は丁度午後3時でした。ここまで迎えにきてもらってこの日のトレは終了となりました。休憩含め、5時間40分の行程でした。いっぱい汗をかいて夏山のトレーニングとしてもまずまずの成果だったと思います。