朽木の駒ヶ岳へ
【日 時】 2005年10月10日(月)
【行き先】 駒ヶ岳
【天 気】 曇り時々晴れ
【メンバー】 朽木いきものふれあいの里友の会メンバー3名

【コース・タイム】
 木地山集会所前 10:10
 県境尾根     12:10
 駒ヶ岳頂上    12:50
            13:20
 池          14:15
 分岐         14:45
 池原山       15:20
 足谷口       16:00




今回歩いたコースのトラックログ

 先週の白倉岳に続いて、今回も地元朽木の山を朽木いきものふれあいの里友の会メンバー3名で歩くことになった。今回の
山は「駒ヶ岳」全国に駒ヶ岳はたくさんあるようだがこの山も立派な駒ヶ岳だった。まだ地図に紹介されたのも新しいので、それ
ほど人が山に入っていないようだ。この日もわれわれ3名の他には誰にも出合わなかった。

出発 最初は急坂

 現在大がかりなダム工事が始まっている木地山というところの集会所前から取り付いた。最初の登りが結構な急坂で、一番しんどかった。道にはテープが巻いてあるのでわかりやすかった。地図上では焼尾尾根というらしい。
ブナの大木 ブナ・ミズナラ林

 急な登りを登り切ると、少し傾斜が緩くなっってきた。まわりを見渡す余裕が出てくるとこの辺りには、大きなブナやミズナラの木がたくさんあることがわかった。素晴らしい山歩きが始まる兆しとなった。涼しい風も吹いてきた。
カシノナガキクイムシの被害 ヤシャビシャク

 この辺りの山々は、今年「カシノナガキクイムシ」による樹木の立ち枯れがすすんでいる。ミズナラの木が被害にあっていて、おがくずが地面に落ちていた。隣には大木に寄生しているヤシャビシャクという珍しい植物もみられた。
ツチグリ 百里ヶ岳の眺望

 また、キノコの類もコースの途中でたくさん見られたのだが、ほとんどは食べられなさそうなものだった。ツチグリという面白いキノコにも初めて出会った。視界が開けたところから百里ヶ岳が眺められた。この尾根を反対に行くとたどり着けるようだ。何時の日かチャレンジしたいものだ。
立派なツチアケビ 頂上から見た山並み

 また、写真のような立派なツチアケビの株が一株だけあった。こんなに大きな実になったものには初めて出会った。快適な尾根道歩きで珍しい植物を観察しながら登って来るといつの間にか駒ヶ岳頂上にたどりついた。
頂上にて ツキヨタケ

 780.1Mの標識が立っているので、そこで交代で記念写真を撮った。ここからたくさんの山々が眺められたが、最初は何処の山なのかわからなかった。どうもよくよく調べて高島市の北部の山々で、箱館山や武奈ヶ嶽、三重ヶ嶽、三十三間山などだとわかった。ここでお昼にしてここからは福井県と滋賀県の県境尾根の道を気持ちよく歩くこととなった。
県境尾根道 シラキの紅葉

 県境の尾根道はとても歩きやすく、快適だった。紅葉はまだ早かったが、その時期に歩けばもっと素晴らしいことだろう。それでも赤くいろ付き初めている趣のある木があった。シラキの木らしい。実もつけていた。
瑠璃色のサワフタギの実 神秘な池

 綺麗な瑠璃色の実を付けた木はサワフタギの木だ。さらに進んでいくと池があった。一人が神秘池とかってに名付けた。それほど神秘な感じだった。このコースにはあまり人が入っていないせいだろうか。県境の道からの分岐を下ると林道の工事をしている道に出てその後は植林地を下ることとなった。
池原山 やっと下山

 途中、地図上で池原山と明記しているところがあるが、実際は写真のような小さい標識が木につけてあるだけだった。ここがピークなのだろうか。最後は足谷口というところに出る予定だったが、少しそのポイントがずれてしまったようだ。それでも、今日のコースはまだ開発されていないためか、たくさんの自然に出会える素晴らしいコースだと実感した。是非紅葉の時期や新緑の時期にも再度訪れてみたいと思った。