大彦峠から白倉岳へ
【日 時】 2005年10月1日(土)
【行き先】 白倉岳
【天 気】 曇り
【メンバー】 朽木いきものふれあいの里友の会メンバー30名

【コース・タイム】
 大彦峠     10:05
 鷹ヶ峰     11:05
 村井分岐   12:30
          13:15
 白倉岳頂上  13:55
 中岳      14:30
 南岳      15:00
 栃生      16:30

※注:植物観察をしながらのスローぺースのため、コースタイムは参考程度に



 秋たけなわの10月1日、朽木いきものふれあいの里友の会の行事として、地元の山を歩いた。参加者は会のメンバー30名。
今回の山は白倉岳(949M)、下り口の栃生に車を1台デポしておいて、8台の車に参加者が分乗して大彦峠へ。このから登り始め
鷹ヶ峰、烏帽子岳、白倉岳、中岳、南岳と尾根を縦走する計画である。このようにしないとこのコースは歩けないので、値打ちのあ
る山歩きだった。

大彦峠から出発 アオハダの実

 天気が心配されていたが、雨には出会わずそれどころか少し暑いくらいの天気になった。出発点の大彦峠はすでに標高500Mあり、本日の最高点までの差は450Mくらいである。ただコースは会の行事としては少し長めであり、下山は夕方になるだろうと予想された。10時過ぎに大彦峠から登りはじめた。
タムシバの実 ミズナラの実

 さすがにこの季節は、地面に咲いている花はほとんど無く、樹木にいろいろな実がついているのが目立った。登りはじめて早速赤い実を付けているのがアオハダとタムシバ。小さなミズナラの樹もあってドングリの実を付けているのが間近に見られた。今年はブナの実をはじめこのような山の果実が大豊作のようだ。
テツカエデ 鷹ヶ峰にて

 実は付けていない樹木として珍しいテツカエデやコハクウンボクも見られた。地面にはアズキナシの赤い実やオオウラジロノキの緑の実が落ちていたり、名前がわからないたくさんのキノコもあり、秋の山歩きを楽しむことができた。1時間で一つめのピーク鷹ヶ峰に到着。ここではみんな落ちているブナの実を拾った。
村井への分岐に到着 白倉岳頂上集合写真

 ここからもアップダウンのある尾根道を歩いていき、1時間以上かかって村井への分岐に到着。以前このコースを歩いたときは、ここから下った覚えがある。まだまだ先が長いので、ここでお昼になった。見晴らしの良いところに出ると併走している比良山系の山並みも眺められたが、このコース自体は眺めを楽しむコースではなさそうだ。
比良山系の山 中岳のアシュウスギ

 食後、烏帽子岳を経由して白倉岳の頂上に着いたのは2時前になっていた。ここで参加者全員で記念の集合写真を撮った。次のピークの中岳までは約30分で到着。ここには立派なアシュウスギの大木があった。参加者の若者が木登りを楽しんだ。
最後のピークへ 南岳頂上

 かなりの時間が早く過ぎ去っていき、さらに尾根歩きをすすめて、本日の最後の尾根南岳に到着したのは、3時となっていた。ここからはもう下るのみ。ひたすらの下りであった。とくに最後の20分の下りが急降下だった。車をデポした栃生のところには4時半となり、ここから登り口に駐車した車を回収に行った。
急降下 オオウラジロノキの実

 予想どおり解散時はもう暗くなっていた。でもこのような企画に参加しないとこのコースの縦走は難しいだろう。その意味ではたいへんよい企画であったし値打ちのあるコースだと思った。そして何よりも「秋」を満喫できた楽しい一日となった。