最短コースで夜叉ヶ池へ


【日 時】 2005年6月25日(土)
【行き先】 夜叉ヶ池
【天 気】 晴曇り
【メンバー】 平井さん、シャラ

【コース・タイム】
 坂内村登り口     10:40  
 幽玄の滝        11:55
 尾根、夜叉ヶ池    12:30
               14:10
 坂内村登り口     15:40
 
 



 将来の朽木いきものふれあいの里友の会行事の下見に岐阜県の坂内村から夜叉ヶ池へへ登ろうと平井さんから誘われて2人で行ってきました。友の会としては、4年前くらいに福井県側から登ったことがあるようですが、岐阜県側からは、標高差も低くアプローチが楽だということでした。ところが、坂内村の登山口駐車場までのアプローチで道を間違ったため少し時間をロスして到着が10時半となってしまいました。


 それでも、2時間くらいで池まで行けそうなので焦らず出発しました。ニッコウキスゲの花時期なのでもっと登山者が多いかと思ってましたが、一番登り口に近い駐車場へ車を入れることができました。登り道は最初は沢づたいになっていてミズタビラコの群生がみられました。

 天気はいいのですが、全くの夏山登山の様相となってきました。途中視界が開け、夜叉ヶ池への登り道が見えてきました。平井さんが双眼鏡でたくさんの登山者が登ってい行くのを確認しました。

 この登りのコースにはいくつもの水場があって夏山の登山にはありがたいものです。途中に「幽玄の滝」と名の付いた滝があって水が落ちていました。滝のまわりには大きな葉っぱのヤグルマソウが群生し、わずかに花を咲かせていました。

 この滝の近くにはまだ雪の塊が残っていました。そしてこの辺りから尾根に向かって最後の急な登りとなってきました。前方に見える斜面には黄色い花が点々として見えてきました。ニッコウキスゲのようです。

 最後に急な登りを登り切ったところで尾根に出ました。眼下に碧い水をたたえた湖が見えました。湖の左手の山の斜面には遠くからも見えていたニッコウキスゲの花が咲き誇っていました。右手には三周ヶ岳までの山並みが続いて見えました。今回は時間がなくてダメですが、次回はその頂上を踏みたいものです。

 よく風がとおり涼しい尾根で昼食をとった後湖の縁へ下りました。水はとても綺麗でした。この池にしか生息していないという「ヤシャゲンゴロウ」にも出会うことができました。平井さんと二人で湖をバックに記念写真をとってもらいました。

 また池の一番奥のところの木にモリアオガエルがたくさんの卵を産み付けていました。湖のまわりでかなりゆっくりと時間を過ごし、登ってきた道を下りました。途中登りの時には気づかなかったサンカヨウの花が見られました。またササユリにも何株か出会ったのですが、残念なことに全部蕾でした。
 このコースほんとに手軽な山登りとしてとても良かったと思います。健脚の方にはまだまだ物足りないでしょうが、わが朽木いきものふれあいの里友の会の行事としては丁度いいコースだと思いました。きっと来年のこの時期に計画にのぼることでしょう。