春の花を求めて比叡山へ
【日 時】 2005年5月5日(金)
【行き先】 比叡山
【天 気】 晴曇り
【メンバー】 朽木いきものふれあいの里友の会メンバー8名

【コース・タイム】
 坂本ケーブル駐車場    9:15  
 玉照院           11:40
 頂上ケーブル乗り場   12:25
 戒壇院           12:55
                 13:35
 西塔・自然教室      14:40
 横川             14:50
 大宮谷林道入口      15:00
 坂本ケーブル駐車場   17:30

※注:植物観察をしながらのスローぺースのため、コースタイムは参考になりません。
エイザンスミレ
 5月5日の子どもの日に地元の自然観察会の仲間で、比叡山山麓を歩いて春の植物を観察する行事が行われた。坂本ケーブル乗り場に集合し、無動寺道から登り、大宮谷林道を下ることとなった。
慈眼堂へ ウラシマソウ
 参加者の一人が、今なら慈眼堂の敷地にウラシマソウが咲いてますよとの進言で、みんなまずそちらへ向かった。予想どおり立派な株がいくつかみられた。自動車道を大津方向に少し歩いて入口を見つけ、無動寺道を登り始めた。
無動寺谷を登る ルート確認
 この登り道は歩きやすかったがアップダウンがあり、最初の目印の寺である玉照院までがなかなか遠かった。寺が近づいてくると高度な位置なのに竹藪道となってきた。
竹林の登り道 やっと玉照院
 やっと玉照院にたどり着き大休止をとった。次の寺からは大津の街と琵琶湖の眺望が素晴らしかった。植物は今のところ少ないが、この眺めは疲れをいやされた。
琵琶湖を望む ミツバツツジ咲く登り道
 次の目標地点は頂上のケーブル乗り場だが、これも思ったよりは遠かった。でもこの間には、芽吹いて緑が眩しいイヌブナやミツバツツジ、ミヤマキケマン等多くの植物が観察できた。
ミヤマキケマン 観光地
 有名な根本中堂近くになると観光客も多くなり自然のフィールドが様変わりした。さすがにこの辺りはリュックを背負った集団はなかった。お昼を大きく回っていたので、戒壇院というところでおひるをとった。
釈迦堂 横川
 この後は人混みが途絶え自然が多くなって来たところで、今日の目的の花、「エイザンスミレ」の群生地を観察に行った。最初は株を見つけられなかったが、一株見つけてから何株か見つかった。トップの写真のような立派な株もあった。何時までもこの群生が守られることを祈るばかりだ。
トウゴクサバノオ ヤマルリソウ
 ここから比叡山の自然観察教室を少し覗いてから、バスで横川まで移動した。時間的に歩いての移動する余裕はなかった。そして横川から大宮谷林道への入口に向かった。入口付近では、「トウゴクサバノオ」の立派な群生が見られた。
クリンソウ ムラサキケマンの白
 その後も自然の中で咲く「クリンソウ」や「ムラサキケマン」の白花等出会った事のない素晴らしい花々に出会うことができた。そしてこの林道限りなく長い林道だった。ひたすら歩いて、琵琶湖の景色が開けて来たときは感激だった。
長い大宮谷林道 やっと琵琶湖の眺めが
 ゴールデンウイークの日帰りハイキングでの植物観察。天候にも恵まれ目的の「エイザンスミレ」「クリンソウ」に出会うことが出来た有意義なワンデーハイクとなった。