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【日 時】 2006年10月8日(日) 【行き先】 朽木駒ヶ岳 【天 気】 曇り 【メンバー】 6名 【コース・タイム】 木地山バス停前 9:00 西谷出合 9:10 沢分岐 10:40 尾根口 12:10 駒ヶ岳頂上 13:00 14:00 西谷出合 15:50 木地山バス停前 16:00 ※自然観察をしながらの歩きのため、コースタイムはかなりゆっくりで参考タイムです。 |
今回のトラックログ |
地元の自然観察仲間から朽木の駒ヶ岳へ登ろうと誘われていた。村瀬先生が同行されこの周辺の観察を希望されていて、昨年も同じ時期にこの山へ登ったのだが、今回は沢沿いに上がり、下りに昨年登った2つの沢に挟まれた尾根道を下ろうという計画だった。11月3日には会の行事でこのコースを再々度歩く予定でもあり、その再下見も兼ねてのことでもあった。 | ||
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木地山バス停前出発 | 巨樹(トチノキ) | |
昨年と同じ木地山バス停前の空き地に車をデポしてここから出発した。最初の沢を右側のコースを歩く。最近の雨で水かさが多いためか、何回かの沢渡りに苦労しながら進むが、途中まではコースにテープが貼ってあってわかりやすい平坦なコースである。 | ||
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いよいよ急登 | ナツエビネの株 | |
さすがにこの時期、派手に咲いている花は見られないが、ナツエビネの立派な株や2−3のラン科の葉っぱが見られ、沢にはイワタバコの葉っぱもたくさん見られた。夏の時期にもぜひ登ってみたいコースだ。樹木はまだ紅葉には早かったが、トチノキやカツラの巨樹が点在していた。そのほか、サワグルミ、オオバアサガラ、ケンポナシ、チドリノキ、アワブキ、ハリブキなどの珍しい樹木について先生から教わった。 | ||
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巨樹(カツラ) | もう少しで尾根 | |
沢沿いに進んで行くと県境尾根に取り付く手前で少しの間テープが無いところがあり、コース取りに迷ったが、何とか登れそうなコースを進むとまたテープが巻いてあるところに出て、その後間もなく駒ヶ岳に続く福井と滋賀の県境尾根道に出た。そこには写真のような案内看板が掛かっていてコース取りが正しかったことがわかった。 | ||
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尾根の案内看板 | シラキの紅葉 | |
この県境尾根道は昨年も素晴らしいと思ったが、今回もその素晴らしさを再確認することができた。紅葉しているのは「シラキ」の木くらいだが、ブナ林がずっと続くこの道は先週登った荒島岳のシャクナゲ平までの道に遜色ない。歩きやすさではこちらの方が上だろう。 | ||
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ツキヨタケ | ハナビラタケ | |
書き忘れていたが、尾根に出るまでの登りには、立派なツキヨタケやハナビラタケ、ブナハリタケ等々のキノコ類も見られた。他にもあった何種かのキノコは名前が同定出来なかった。 | ||
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気持ちいい尾根道 | 気持ちいい尾根道 | |
みんな尾根道を味わうようにゆっくり歩いた。頂上までに一端少し下りそして登る。少々のアップダウンは全く気にならないそんな気持ちのいい尾根道である。 | ||
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ブナハリタケ | 気持ちいい尾根道 | |
ブナノキは細いのも多いが、大木もある。上方の葉っぱは少し色付きかけていた。間もなくだんだんと紅葉していくのだろう。さすがに今日の天気は風が強く、尾根に出てからは寒くなってきた。それでもなんとか合羽までは着ずにすませた。尾根歩きを堪能してやっと駒ヶ岳頂上に到着。 | ||
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色つきかけたブナ | 頂上からの眺め | |
少し寒かったが、頂上で昼食とした。すでに午後の1時だった。頂上からの眺めは天気の関係であまりスッキリとしていない。昼食の後、看板のところで昨年3人で撮った記念写真を今年は6人で撮った。こんなに素晴らしい山なのだが、本日出会ったのは3〜4組のグループだった。 | ||
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頂上集合写真 | 尾根の案内看板 | |
県境尾根道を進んで行くと間もなく昨年はへろへろになってたどり着いた分岐点に看板が掛かっていた。間違いなくここを下っていけば出発点に戻ることが出来るわけだ。この尾根道は2つの沢に挟まれた尾根道で急だがテープも巻いていてわかりやすい。 | ||
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ブナ林を下る | ヤシャビシャク | |
しかも樹木はほとんどがブナノキでここもとても気持ちがいい下り道だった。昨年も見つけた珍しい「ヤシャビシャク」がブナノキに着生していた。最後のところが特に急な下りとなったが、予定したポイントに下り着いた。そして最後に再度沢を渡り、出発地に戻った。 | ||
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最後に川を渡る | オオモクゲンジ(おまけ) | |
このコースの距離にしてはタイムが(特に登りの)かなりゆっくりめだったが、ブナ林の素晴らしいコースを味わったためだった。最後にくつきの森の駐車場の所には昨年にもまして見事に「オオモクゲンジ」の実ができていたのでみんなで観察した。今日も最高の天気ではなかったが、ブナ林の素晴らしい山歩きができた楽しい一日だった。 |
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